おはようございます。126(@takahashi126)です。
#HappyBackToWorkというハッシュタグ知ってますか?
恥ずかしながらぼくは知りませんでした。
AERAの広告にこんなのがあったんです。
広告デザインとWomenWillというフレーズが気になってウェブを見てみたんですが、ガツンとパンチを食らったような衝撃を受けました。
これ、素敵じゃないですか!!
#HappyBackToWorkとは
取組みについてホームページにはこう書かれています。
「#HappyBackToWork」(Happy Back To Work) とは、テクノロジーにより女性が直面する問題の解決を目指すGoogle Women Willの日本での活動として、出産などを機にさまざまな理由で女性が仕事をやめてしまう状況を改善するため、家族・上司・同僚・会社の人事・地域社会など、女性の周辺の様々な立場の人ができる「女性が働きやすくなる」アイデアを集め、サポーター企業・団体と共に実践の輪を広げていく取り組みです。
もしご存じない方はとにかくここ(ホームページ)を見て下さい。
エチオピアみたいな世界一インターネットが高くてかつ遅くて不便な場所と違って(関連記事はこちら)、日本なら動画をみるのも楽でしょうから!!
4分ほどのコンセプトムービーもどうぞ。ぼくら夫は仕事に行く時「子どもの面倒よろしくお願いします」なんて言います?
これ見て、泣きましたよ、ぼく。産前産後のいろいろを乗り越えて職場復帰された女性に対してこんな受け入れができたらなんて素晴らしいんでしょう。
何が素敵か?
女性の就労、出産後の社会復帰、夫婦共働きの子育て、父親の家事育児、、、
これらについては、個人的にできることもあれば、個人ではどうにもならないこともたくさんあります。
「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書)
という本では、産後も職場復帰しキャリアを継続したいと思いつつも、環境や子育てに対する思いから考え方を変える女性の実態が描かれています。多くの女性は、子育てにも仕事にも誠実に向き合うがゆえに、苦しい思いをしているのも現実です。
という本では、産後も職場復帰しキャリアを継続したいと思いつつも、環境や子育てに対する思いから考え方を変える女性の実態が描かれています。多くの女性は、子育てにも仕事にも誠実に向き合うがゆえに、苦しい思いをしているのも現実です。
誰も、子どもを理由に早退したいわけじゃないんですよ。
誰も仕事を理由に子育てを手抜きしたいわけじゃないんですよ。
そんな現実でどうすればWomen Willの目指すような「女性の働きやすい環境」をつくることができるのか?
その答えを実践的に導き出そうとしているところがとにかく素敵だと感じました。
取組みに係る説明ページの中で3つのステップが紹介されています。
Step 1
まずは働く女性を応援するアイデアを出します。既にいくつも素敵なアイデアが出ていますが、当事者がアイデアを出せるところがポイントですね。
例えばこんなのがあります。
沢山の企業や団体が既にサポートしています。その数なんと123社・団体!!
そしてこのアイデアを応援している個人は4,671人。
どなたが提案したアイデアかわかりませんが、女性の働き方は決して女性だけのもんだいではなく、男性を含めた企業などの職場環境によるところが大変大きいのは誰もが周知の事実です。
そこで長時間働くことをよしとせず、むしろ家庭悪だと認識するような職場環境がどれだけ働く女性・男性を助けるかと想像すると、かなりなものだとぼくは感じています。
アイデアを可視化することは、少しずつでも社会を変えることに繋がっていくと希望が持てますね。
Step 2
そして、Step2。
実践した成果を発信する。
これは成果志向が求められるNPO業界にも刺激になると勝手に思っていますが、企業や団体が具体的にどんな取り組みをして、どんな成果を出しているかを示すことは、それ自体で社会変革の原動力になり得ると楽観的に感じています。
だって、そういう会社の商品やサービスを買いたくなりませんか?
これは一種のコーズマーケティングとなるでしょう。しかし、それ以上に、その会社や団体に実際に働く女性や男性の働き方を変えているという意味ではコーズマーケティング以上の価値があるというのがぼくの印象です。
Step 3
最後にとても大事なその後です。
単なるコーズマーケティングで終わらず、社会変革、労働環境の改善に向けた大きなムーブメントにすること。
可視化されたアイデアを実践した会社や団体の活動成果が発信され、その会社や団体に努める個々の女性の労働環境の変化を社会的な変化につなげるムーブメント、これが3つの目のステップだと理解しました。
Googleであるからこそ、できることもあるでしょう。それをまたGoogleがやることにも意味があるでしょう。
我々個人それぞれができることをムーブメントとして発信していくのが今のGoogleなど影響力をもつ会社には求められているのかもしれませんね。
たった1ページのこの広告から、大変貴重で素敵な取り組みを知ることができました。
なんと素晴らしい!ぼくもぼくなりの一歩を踏み出して、妻の仕事復帰・社会復帰を支え、我が家の子育てと我々の労働に
最後に
ぼくはHPをいろいろ見たなかで、NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事の安藤哲也さんのサポーター実践レポートにいたく共感を覚えました。
安藤さんが提案したアイデアの中には「「イクメン」という言葉の廃止」というのがあります。
これはぼくが2年間主夫をする際に、強く感じた違和感と同じものがあると感じました。イクメンって格好良くもないし、響きはむしろ不快なんです。
育児は夫婦でするものなのに、イクメンと切り取った扱いをすること自体が間違いです。やめましょう。イクメン、廃止!
その他には「育児休業の「休業」って表現やめよう。育児に休みはありません。」というのがあります。
少しでも育児に携わったことがあれば、この言葉の重みが身にしみてわかると思います。育児は仕事以上に大変なはずですよ。特に仕事しか能がないようなぼくみたいな愚夫には仕事しているほうが楽なくらいです。
よりよい社会は女性がのびのびと出来る社会であるのは一つの真理に近いと思います。
そこで男性として、労働環境や社会にどう向き合うかが女性の働き方、ひいては家庭の在り方を左右するとぼくは思います。
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