おはようございます。126です。
エチオピアと言ってこの写真を思い浮かべる方も多いのではないのでしょうか。
ジャジャーン。
そうです、ラリベラの岩窟教会です。
ラリベラの岩窟教会群は、エチオピアのキリスト教徒にとって主要な巡礼地となっているだけでなく、教会群を取り巻く円柱形の二階建て石造家屋とともに1987年にユネスコの世界遺産として登録されており、現在ではエチオピアで最も有名な観光地となっている。(石原美奈子編「せめぎあう宗教と国家–エチオピア神外の相克と共生」)
ラリベラ岩窟教会の歴史
岩窟教会はラリベラ以前のアクスム王国時代に、より北部にある現在のティグライ州内でもたくさん見られます。
以前、コミュニティートレッキングに行った際にも幾つか岩窟教会を一つみましたが、ティグライに散在する岩窟教会はラリベラにある岩窟教会群ほど大規模なものではなく、そこまで見栄えもしませんでした。
ラリベラはアクスム王国が衰退したのちに、キリスト教国として繁栄したザグウェ朝の第5代王ラリベラによって築かれたとされている。
ラリベラ観光の魅力
1.観光地としてサービスが根付いている
アフリカのような途上国を旅行すると、うるさい客引きや法外な値段でモノやサービスを売りつけようとする人々に辟易することがあるでしょう。でも、ここラリベラは、比較的そういった途上国観光地での過剰勧誘に困ることはありません。
ホテルで車やガイドの手配をしっかりしておけば、ゴタゴタとは無縁に観光を楽しめます。例外もあるでしょうが、街の人も観光客に慣れている感じがしました。
2.世界遺産に登録された立派な岩窟教会群
ラリベラの魅力はなんといっても、岩窟教会群。12世紀から13世紀にかけて作られたというこれらの岩窟教会を見るだけにラリベラを訪れても損はないかと思います。
ここはローマか!?
中東の趣もある!
そして何と言っても、これ!
下に降りるとその豪快なこと!
内部はとてもシプルです。
日本からせっかく足を伸ばすなら、ダナキル低地で塩湖や火山をみたり、南部でムルシ族などの少数民族に会いに行ったりとできることは他にもあります。でも、ラリベラを訪れてエチオピアにおける正教会の歴史、今に続くその影響力を垣間見ることは決して損にはならないでしょう。
3.素敵な景観
ラリベラはエチオピア国土の多くを占めるアビシニア高原にあります。標高2,600m。テーブルマウンテンとは違いますが、素敵な景観を楽しむことができます。
ホテルは大概このような景観を楽しめる場所に作られているので、ホテル選びを失敗しなければ朝夕にはこの素敵な景色をのんびり堪能できます。
4.変なレストラン
ラリベラで有名なのがこのレストラン。
実際、ぼくが訪れた時は、イタリア人や日本人のツアーグループがいらしていました。
名前はBen Abeba。
イギリス人とエチオピア人の共同経営のようです。味はお世辞にもすごく美味いというほどのレベルではないですが、前述の通り素敵な景観を楽しみながら食事をできるレストランとして人気を博しています。
ラリベラ観光で注意すべきとされること
最後に、二つだけ注意点を。
その1:ノミ
ぼくは個人的には全く悩まされなかったのですが、エチオピア全般、そしてラリベラで特に気をつける必要があると言われているのはノミ対策です。
特に雨季になると酷いらしいのですが、ぼくは幸いほとんど被害にあっていません。ラリベラのみならず、アディスアベバでも仕事で訪れる出張先でも、ほとんどノミの被害にあわないぼくはどれだけ酷いのか、どのような対策が必要なのかがわかりません。が、しかし、日本人の方の中には、体や手足のあちこちにノミに咬まれた後が黒くのことって苦労されている方も少なくはないので、ラリベラの岩窟教会に入る時は裸足で!が鉄則のようです。
その2:標高
これは気をつけても仕方がないのかもしれませんが、標高2,600mのラリベラで軽い頭痛や睡眠不足に悩まされる方もいらっしゃるようです。幸いぼくは全く高山病のような症状に悩まされたことはないのですが、高地は苦手という方は薬を準備するなど事前に準備された方がいいでしょう。
最後の最後におまけですが、聖ジョージ教会に行った時、有名アーティストと言われる人のミュージックビデオの撮影をしていました。
ドローンで!!!
ぜひ、ラリベラに!