おはようございます。タカハシイツロー(@takahashi126)です。
クリスマスも終わりあとは年を越して新年を迎えるだけですね。
エチオピアの新年は9月11日なので、全くもって新年という雰囲気のかけらもないエチオピアですが、それでも1年が終わるタイミングになると嫌でもこの1年を振り返りこれからのことを考えるものです。
一年の計は元旦にありと言いますが、今回は国際協力業界で働くには二年から三年の計をたてる方がいいという話を書きます。
なぜか?
大きな一歩を踏み出した2018年
僕にとって2018年は変化の年でした。
年明け早々に4年ほど頑張った修士課程を修了し、学位が授与されました。そして、その学位をテコにアプライしたのがUNICEFです。
ちょうど当時任期途中だったJICA企画調査員のポストが2018年10月に終わる上、雇用契約法の関係で続けてJICAでの業務が困難のがわかっていたので、別の組織で働くか日本の地方にIターンして民泊でもするかと思っていたところだったんですよね。
UNICEFでの選考がトントンと進んでオファーを受けたのが5月半ば。なんと履歴書を提出してたった1ヶ月半後のことでした。
そこからちょうど1ヶ月後の6月中頃にはJICAの契約を短縮して日本に帰国し、1週間の準備を経てエチオピアに赴任しました。
全く異なる組織で、水衛生分野でも開発から人道支援に畑を変えての仕事はとても忙しく、6月末から3ヶ月ほどは人生で最も働いた時期といっても過言ではないくらい働きました。
こう書くとなんかたまたまな感じがありますが、UNICEFへの転職は一応計画的だったんです。これは2013年もしくは2016年頃からボチボチと準備していました。
開発業界のライフスパン
所属先が二国間援助機関であれ、国連機関であれ、NGOであれ、おそらく多くの場合、従事するポストは3年程度で変わります。
例えば僕のこれまでの契約仕事は以下の通り2、3年毎に変わっています。
- 2001年〜2003年 インド
- 2003年〜2005年 東京
- 2005年〜2008年 ザンビア
- 2008年〜2010年 東京
- 2011年〜2013年 タンザニア
- 2013年〜2016年 エチオピア
- 2016年〜2018年 ヨルダン
今まで住んだことのない国で仕事をする場合、一年いたくらいではなかなかしたいことができません。二年目になって徐々に自分でできることが増え、三年目にはしっかり地に足をつけ自分らしい仕事ができる。そんな雰囲気が何と無くわかる開発ワーカーの方も多いのではないでしょうか。
こんな環境で一年の計を毎年たてていてもダメなんです。
二年から三年の計をたてよう!
国際協力での仕事では、自分に与えられた業務で成果を出すだけでなく、その成果を元手に次の仕事をとってくることが求められます。
与えられた業務で成果を出すには今を必死に生きればいいだけです。
でも、次に仕事を取り、中長期的に自分で満足するような自己実現をするためにはいろいろ考えるべきことがあります。
- いまの自分に何が足りたいのか?
- いま何を身につけることでこの先何ができるのか?
- この先自分のしたいことをするためには今何をするべきか?
- いまやっていることにどれだけの意味があるのか?意味あることにするにはどうするべきか?
考え出したらキリがないくらいですね。笑
でも、物事を整理して考えれば考えるほど、実際にはいろいろ見えてくることがあります。数ヶ月という短い時間にはできないことでも、二年コツコツと積み上げればできることはあります。
千里の道も一歩からというように、いずれ到達したいところがぼんやりとでもわかっているのであれば、そこにたどり着くためにいまでするべきことが自ずと見えてくるはずです。
だからこそ今、元旦に一年の計をたてるのではなく二年から三年の計をたてて、その達成に向けて少しずつ努力していきましょうよ!!
大風呂敷を広げても二年か三年あればどうにかなりますって。笑
二年から三年で仕事や任地が変わる国際協力の業界でキャリアアップしていきたいのであれば、二年から三年程度の計画をたててその目標にむかて日々楽しみながら努力していきましょう。
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