おはようございます。タカハシ126(@takahashi126)です。
先日嬉しいご質問(匿名)を頂きましたので早速紹介します。
大学院で紛争学を学ぶ予定です。アフリカや中東で働きたいと考えていますが、初めて国際協力の道で仕事を得るために行った事を伺いたいです。
僕の場合に限らず、国際協力の仕事をするためにまず求められるのは2年以上の現場経験、実務経験です。これは以外と大きな壁になるケースもあります。
僕が仕事を得るためにやったことは現場経験・実務経験の蓄積です。大学院卒業後、日本のNGOの海外駐在員のポストに応募し1年間の契約をもらいました。インドに駐在している間に知り合った在外公館の方に誘われてその後在外公館のODA業務に携わることもできました。これが合計で2年弱。この現場での実務経験ができたおかげで次のステップアップができました。
国際協力のキャリアを一歩踏み出すために:ポイントは何か?
現場経験や実務経験といった場合いくつかのポイントがあります。
- 国や地域などの経験
- 特定開発課題に関する業務経験
- 援助機関での実務経験
質問者の方のケースでは「紛争学」と「アフリカ・中東地域」が主なキーワードになるので、その後のキャリアを考えて経験を積むほうがよろしいかと思います。アフリカ・中東が関心のあるフィールドならば、機会があったとしてもアジアでの活動に参加するのではなく、アフリカと中東にこだわった方がいいということです。
もちろん、アジアを見ることで気づくこともあるでしょう。でも、キャリアの最初においてはできるだけ関心のある地域で経験を積む方が望ましいと思います。つまり、インターンでもボランティアでも地域としてはアフリカや中東で活動する組織でおこうなうほうがプラスになるということです。
また、紛争学を専門とし、紛争時の緊急支援や人道支援と言われる活動に携わりたいという考えの場合は、日本でいうところのジャパンプラットフォーム、ピースウィンズジャパン、JENなどの緊急支援を行うNGOでの経験は非常に大きなメリットになるのではないでしょうか。
国際機関であればUNHCR、IMO、UNOCHAなどに加え、FAO、WFP、UNICEFなども関係があるかもしれませんね。
紛争後の開発活動であればもっと幅は広がるかと思います。どのような開発課題を専門として仕事していきたいかというビジョンが大切です。
最初はインターンやボランティア、そしてJPOやヤングプロフェッショナルプログラムなどを活用して経験と人脈を作っていくことはその後のキャリアアップや仕事を得るために大きなアドバンテージになろうかと思います。
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