おはようございます。タカハシ126(@takahashi126)です。
青年海外協力隊ブロガーは世界に沢山いて、巡り会うとなかなか素晴らしいメディア運営をしているなぁ、と感心することも多々あります。
そんな中現役の青年海外協力隊の方からご質問を頂きました。
契約期間が限られた中で、どのように結果を出していくか?
僕も協力隊なので、2年契約です。(中略)果たして2年という短い期間で結果を出せるのか…
結果の基準となる職務内容
まず1年なり2年なりという契約期間で達成するべき結果を定める業務内容を把握する必要があります。業務には具体的な活動や成果を達成する必要があるものと、大体の方針に基づいて作業を行うものとに大別されます。前者が具体的な成果が決められているのに対し、後者は役務を提供するため成果は曖昧であることが多いです。
仮に前者を成果型とし、後者を役務型としましょう。
契約期間の中で結果を出すためには、まず職務内容で何をするべきとされているかを十分理解する必要があるでしょう。大きな違いは成果型か役務型かです。ただし、実際にはもっと複雑な要素がありますが、ここでは割愛します。
職務内容が成果型の場合、結果を出すためには、1年なり2年なりの期間で達成が期待される成果をどのように成し遂げるか逆算して考える必要があります。これは業務において具体的な成果が求められれば求められるほどより具体的に逆算しやすくなると思います。
一方、役務型の場合は、「◯◯の政策を把握し、◯◯とも協調しつつ、◯◯する」というような感じで漠としていることが多いです。つまりは、マンパワーとしての活動が期待されていると言えます。
開発ワーカーの仕事をする場合、どのような職務内容なのか、それは何を達成することが求められているのかを十分に把握する必要があります。
求められる結果や結果をどう出すかは、その職務内容によるからです。当たり前ですが。
ボランティアと仕事の違い
僕自身は青年海外協力隊を経験していないので、確かなことは言えませんが、ボランティアと開発ワーカーの違いはあるようでないというのが印象です。
- 活動に使える資金や資源が限られる
- 意思決定権が限られる
- 給与体系等が異なる
おそらく上記のような点において違いはあるものの、開発現場で創意工夫して開発課題にアプローチして状況を改善するという意味では同じ開発ワーカーです。
できれば、ボランティアという枠に自分を囲い込まずに自由な発想で課題解決に取り組むと自分なりに満足のいく活動ができるのではないかと思います。
ただし、開発の難しいところは、自分の満足と支援を受ける地域、社会、人々のニーズは必ずしも相関関係にないというところでしょうか。
仕事にしても、ボランティア活動にしても、現場のためにならない残念なものにならないよう開発ワーカーは常に考えていかなければならないと思います。
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