開発協力・国際協力

ハラスメントはキャリアの墓場

おはようございます。タカハシイツロー(@takahashi126)です。

 

#MeToo が一大社会現象になってからもう随分時間が経った感がありますが、皆さんの周囲では目に見える変化はありましたか?

さすがの日本でもジェンダー(社会的性差)への意識が少しずつ変わってきていると思いますが、まだまだでしょうね。それが #VeryJapaneseProblems だと思います。

世界的には劇的な変化が起きていると僕は実感しています。

 

何が変わっているのか?

何が一番変わっているのかと言うと、セクハラや性的虐待に対する意識と対応です。

もともとハラスメントをしていたような人の行動が劇的に変わっているかどうかはわかりません。おそらく程度や頻度は下がってもそういう傾向のある人の行動は根本的には変わっていないのではないかというのが僕の持っている先入観です。

 

だからこそ、全体的な意識と対応に変化が求められているのでしょう。

 

僕の勤める国連機関の話ですが、具体的にはハラスメント(sexual harassment)や性的虐待(sexual abuse)に関する研修や、それらがなぜいけないかどう避けるべきかについてのセミナーが多く開催されています。

それらは、ハラスメントや虐待が起きたときにどう組織的に対応するか、どういう姿勢で取り組むかなども明確にしています。

 

ZERO TOLERENCE

基本的な原則としては、ハラスメントや虐待は一切見逃さず厳罰に処すというのが明確になっています。

 

以前勤めていた日本の組織ではハラスメントの報告をしたのに、なんら具体的な対応をしてもらえなかったという事例を耳にしたことがあります。正直言って日本の組織はハラスメントや性的虐待に対しての対応が甘いです(イメージで言っています!)。

 

反論もあるかと思いますが、僕は期待ができないくらい対応が甘いと思っています。(反論ウェルカム!笑)

 

そもそも日本では性的暴行の被害届を出しても、被疑者が送検されない社会ですからね。もう終わってます。

 

ちょっと前ですが、僕の周囲でハラスメント事案があったのです。事情が事情なので書きませんが、ハラスメントや虐待をするとそこで全てが終わりです。

 

 

改めて思う、ハラスメントはキャリアの墓場

 

振り返ってみると僕も自分の非を認めざるを得ない不適切な発言をしたことがあります。もし同じことを今したらハラスメントで訴えられてもおかしくないような発言です。

 

当時は30歳くらい。独身で仲間とよく飲み歩く生活でしたが、考えも行動も甘かったなぁと思います。ただし、自分自身で注意しないとそのような言動はいまでも起こり得ます。

 

人は誰でも間違いを起こすものです。そして、その間違いを改めるチャンスは誰にでもあるべきでしょう。一度犯罪を犯したとしても、それを悔い改め、新たに人生をやり直すことができるべきだと僕は思います。

 

しかし、ハラスメントや虐待は被害者に対しては心身に大きな傷を残すもので、簡単に悔い改めることもできないことなんだと思うのも正直なところです。仮に法的には罪を償うことができても、それは自分のキャリアを潰すほどの愚行なわけで、いかなるハラスメントでもそれはキャリアの墓場になるのでしょう。

 

これまでの自分の言動を悔い改め、言動を見直すことは、開発協力に携わる人に限らず、全ての人に求められていると痛切に感じます。

 

ハラスメントと性的虐待には断固として反対し、黙認しません!!

 

と、書いた後で What #MeToo has meant around the worldという記事がDevexで配信されました。

 

#MeTooが世界で起こした大きな影響の影ではなかなか変わらない現実があるのも事実だと思います。その一つが日本でもあり、#MeToo has meant around the worldにあるケニアなどの例なのかと思います。

 

でも、開発協力、国際協力の分野でキャリをを築いていく上ではハラスメントや虐待は明らかにアウト!ですね。

 

 

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