おはようございます。タカハシイツロー(@takahashi126)です。
イスラム教はお酒を飲むことを禁じています。
イスラム教の中でも原理主義とされるワッハーブ派を国教とするサウジアラビアでは、自宅で酒を造っていることがバレるとむち打ち360回という厳罰があるそうです。
360回も鞭打つのを数えるのが大変ですね。どうやって数えるんだろう。
一人10回ずつ交代とか?そういうマシーンがあるとか?360回のうち強弱がつけられるのか?
疑問は尽きません。
さて、僕が住むヨルダンはムスリムの国ではありますが、キリスト教徒もいます。酒税が高いので美味しくない酒でも値段は高いのですが、酒屋もありお酒も買えます。Amstelなどはライセンス生産していますし、ヨルダン産のワインもあります。でも、どちらもなんかイマイチ。飲めるだけでも贅沢という考えもできますが、やはり美味いものを飲みたい。
でも、ヨルダンで僕が一番美味いと思う酒はヨルダンが誇るクラフトビールCarakaleです。
Carakaleの工場で飲み会
某日、数週間前からお酒好きで気のおけない友人に声をかけ飲み会を準備。
場所はアンマン市内から20km弱なので、20分〜30分で行けます。
お酒を飲みに行くので車を借り上げて行きました。友人夫妻がNissan Leafの電気自動車タクシーを3台借り上げてくれたのでみんなで分乗。
Tasting Roomの営業時間は木曜が18時〜22時、週末は14時から22時。我らは14時に現地入り!!
Carakaleの工場はこんなところ。ちょっとスペースを持て余しているくらい感じ。
Tasting Roomに行くとメニューがあります。
メニューの内容は時々変わります。
この写真ではOn Tapの1はSchwarzbierとなっていますが、別の日にはIPAとなっていました。2から6は変わらずでしたけど、時々特別なエールビールを作っているようです。
だいたい最初に「味見する?!」と聞かれますので、小さいグラスでその日あるビールを試飲するのをお勧めします。ショットグラス程度のグラスにちょこっと入れてくれるので、何人かで回し飲みして味見する感じです。
そして、いざ、注文!
ジャジャーーン!!!
左は僕が注文したIPA。右はパートナーが注文したピルスナー。見た目も美味そうですですが、飲んでみても美味い。
これをヨルダン渓谷を望みながら飲む!サイコー!!
ちょうど西を向いているので日没を堪能できます。
あー、最高!
なんか記念日みたいな気分です。
帰宅前に我が家は箱買いです。おそらくアンマン市内の酒屋より一本の値段は安いんじゃないかと。微々たるものですけど。
家に帰って開けるとこんな感じ。
これをベランダでのBBQの時にグビグビっとやるのもまたサイコー!
酔った勢いでキャップも買っちゃいました。これが結構いいお値段。15JOD(2,000円ちょっと)
楽しむポイント
1. 食べ物を持ち込もう
Tasting Roomで提供されるのはビールだけです。
つまみなども一切ないので、つまみや食べ物を持参するとより楽しくなります。
Carakaleのホームページによると、ケータリングなどもしてくれるようですが、何が出てくるかわからないのと、ビール飲んでもりもり食べるというのも歳をとるとお腹のスペース的に厳しいものがあると思うので、好みのスナックやつまみを持参するのがベターかと。
2. 水やジュースがあれば子どもも楽しめる
Tasting Roomで提供されるのはビールだけです(2回目)。
今回3つの家庭から子どもが合計4人参加したので、子どもが飲むお茶、ジュース、水を持参しました。大人にも水があると良いと思います。暑い時は脱水症状になるかもしれないし、寒い時にお茶で温まるのも良いですし。
とにかく、現地で帰るのはビールだけなので、別の飲み物もあった方がベターかと。
3. 他の客と会話しよう
僕らが行った時には他に4組ほどのグループがいました。カップルもいれば、年配のグループもいました。
そんな中、僕らはドイツやオランダから来たという方々と一緒に飲みました。持参した料理を分け合い、ヨーロッパのクラフトビールの話や日本の文化の話をしてとても楽しい時間を過ごしました。
こういう場で他の外国人と触れ合うのはとても楽しいものです。せっかくだから、他の客といろんな話を楽しみましょう。
最後に、観察だけなので実際のところはわかりませんが、周辺には聖ジョージが竜を倒す有名なモニュメントがあったので、Carakaleの工場がある場所はキリスト教が多いコミュニティのようでした。
イスラム教徒が多い国でお酒を作るとなると、周囲にも配慮が必要になると思うのですが、実際この地域がキリスト教徒の多いコミュニティであるのであればビール工場があっても違和感がないと思いました。
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