おはようございます。タカハシ126(@takahashi126)です。
長い間海外に住んでいると自分の考え方が「世論」に代表されるような日本の一般的な考え方からずれてしまっているのかと思う時がある。でも、実際はそこまでずれていないというのが事実なんだよね。
例えばプレミアムフライデー。今日は金曜っすね。
正直これを知ったのは2月の最終金曜日にLINEで友人が「今日はプレミアムフライデーだよ」と書いていたその日、プレミアムフライデー当日だ。
ホームページまであるのね。でも、どうでもいいでしょ、プレミアムフライデー。
プレミアムフライデーに賛否両論あるのはまとめサイトや多くのメディアでも取り上げられているようなので日本国内でも色々意見があるのはわかった。
でもね、それ以上に僕が早く導入するべきだと思うものがある。それはサマータイム。
サマータイムのメリットやデメリットを調べようと思って検索すると最初に出てくるのはこのサイト、サマータイムパーフェクトナビ 。
これを見るとサマータイムがなんなのか、サマータイムを導入すると仕事や生活がどうなるのか、世界でのサマータイムの運用はどうなのかがよくわかる。
サマータイムとは
サマータイム、またの名をDaylight Saving Timeとは、時計を1時間早送りして太陽が出ている時間を有効活用しようというもの。
例えば、2016年8月1日、東京では日の出は4:49。夏になれば朝5時には明るくなる。日没は18:45。これを1時間時計を早めると6時前に日の出となり、夜は20時頃まで明るいなんてことになる。
サマータイムを経験したことのない人にしてみると厄介なのかもしれない。厄介に思う人がいるということはそれに何かを期待する人もいるわけだ。
70歳以上のお年寄りでないと知らないことかもしれないけど、昔、日本にもサマータイムあったらしい。数年で亡くなってしまったけど、過去には適用しているわけだし、全世界70カ国でやられているなら、やっても間違いはないだろう。
やっただけの価値がどれだけあるかはやってみないとわからないところもあるだろうけど、プレミアムフライデーなんてやるくらいならサマータイムを導入する方がいいと思うのは僕だけだろうか。
サマータイム導入のメリット・デメリット
サマータイムを導入することで期待されるメリットとしてよく言われるのは経済効果。これはどの程度期待できるのだろう。
プレミアムフライデーと同じように陽が伸びたって仕事している人はしているだろうし、陽が伸びなくったってさっさと帰ったり自分の趣味などを持ってアフターファイブの消費活動をしている人はするだろうという気もする。
それ以上に期待されるのは観光業ではないだろうか。
日本政策投資銀行の「訪日外国人旅行者とインバウンド消費の動向」(PDF)という文書によると、2015年の訪日外国人数は前年比47.1%増の1,973.7万人だったという。それに伴うインバンド消費は前年比71.5%増の3兆4,771億円。
また、NTTデータ経営研究所によると、日本政府は2020年の訪日外国人数を2,000万人から4,000万人に上方修正し、2030年には6,000万人の訪日外国人を目指すという。
サマータイムに関する調査の中には観光業による経済効果が増えるという研究結果もあるようで、まさに訪日外国人旅行者が日本の経済活性化に一役買うのであれば、サマータイムの導入は明らかにさらなる経済効果を生む可能性があるものと思われる。
他にも省エネ、犯罪抑止などというメリットがよく言われているようだけど、程度の差がどの程度実感となるか、あるいは数字に出るかは個人的にはどうでもいい気がする。
それよりも明るい時間が長いというのは経験してみるとやっぱり楽しいものなのだ。それだけで一個人としてはやる価値のあることだと思う。
デメリットとして時計の針を動かすとか、体調とか、農業への影響とか言われているけど、年に1回時計を早めて、年に1回時計を遅めるだけのことがどれだけの労力になるのか?海外旅行で時差ボケを経験している現代人にとって年に2回1時間程度ずらすだけで大した問題にもならないだろう。
言ってみれば、メリットもデメリットもサマータイムを適用したい人とそうしたくない人それぞれの単なる理由に他ならない。それ以上にやってみると楽しいというところこそ価値があることだと思う。
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