おはようございます。タカハシ126(@takahashi126)です。
レバノン人は古代から交易の民として地中海世界で活躍していたフェニキア人の末裔とも言われている。フェニキア人はレバノン杉で船を作り地中海の海上貿易を担っていた。そして、今は全世界に移民として広がるレバノン人コミュニティーが活発な経済活動をしているという。
レバノン人のビジネスセンスは遺伝するのか?
日本と馴染みあるレバノン系のビジネスマンといえばこの人、カルロス・ゴーンさん。
(ウィキペディアより)
ブラジルに移民したレバノン人の両親のもとに生まれ、ベイルートやフランスで学んだ方のようだ。
ブラジルやアフリカなどで仕事をしたことのある方ならよくご存知だろうが、商店などをやっている人の中にレバノン人だという人々をよく見かける。
個人的な経験ではザンビアで一緒にサッカーをしていた仲間にレバノン人がいて、聞いた話だとおじいちゃんだかがザンビアに移住してきてそこで生まれ育ったということだった。家族は大きな雑貨店を営んでいた。
政治がダメなのも遺伝か?
類稀なビジネスセンスが取りざたされるレバノン人だけど、政府は全然イケていないようだ。大統領が2年以上も選出されず、政党政治といえど政党は主に宗教会派に基づいている。大統領はキリスト教マロン派、首相はイスラム教スンニ派、国会議長はイスラム教シーア派などと決まっていて、そのバランスを保つのが優先されている。
選挙だって投票用紙としての「リスト」があり、事前に誰が投票されるべきか公然と決められているらしい。
国会だっていつ開催されるかわからないらしいし、もう政治家のダメなところは遺伝子していくのだろう。
魅力的な街、ベイルート
知れば知るほど興味深いレバノン。15年も続いた内戦を経て、隣国シリアの危機やイスラエルとの確執を抱えながら、首都ベイルートはヨーロッパかと思うような街並み。
ヨットハーバーのあるベイルートマリーナでは朝からたくさんの人がジョギングやウォーキングを楽しむなど健康志向の強い人も多い。好きなのは刺身や寿司。笑
ローマ時代の遺跡などもポツンとあり、古の世界を想像するだけでなんだかワクワクする街でもある。
フランス統治時代の名残か食事はとにかく美味しい。贅沢な食材が空輸されるレストランも多く、美食の街としても知られている。
アラブにありながら、アラブっぽくない国レバノン。一度は訪れたらいいと思えるところです。
ご質問などはこちらから http://ask.fm/takahashi126