おはようございます。タカハシ126(@takahashi126)です。
西洋社会の偽善について興味深い記事を見かけたので難民について少し書いてみます。
難民は紛争や内戦が起きている国で多く発生しています。
世界の全難民の半分を受け入れている10カ国を示したこの地図はアフリカ、中東・西アジアに限られていますが、それはシリア危機、アフガニスタン、内戦の激化する南スーダン、国家として崩壊していると言われるソマリアなどから多くの難民が隣国に逃げているからと言えるでしょう。
例えば、僕が今住んでいるヨルダンは300万人近い難民を受け入れているようです。その結果、680万人の人口の国があっという間に950万人の国になったと。28%の人口増です。この記事からは年齢構成はわかりませんが、小学校や中学校に通う子供もいれば青年、働き盛りの大人、その家族などいろいろでしょう。
また、レバノンは150万人以上の難民を受け入れているとのこと。難民登録をしていないシリア難民を入れると200万人ともいわれています。
難民を受け入れる場合、キャンプを作るケースと街にそのまま住むというケースが見られます。
以前、エチオピアに住んでいるときに訪れた南スーダン難民のキャンプや最近訪れたヨルダンにあるシリア難民キャンプは、難民の生活エリアをキャンプとして限定していました。
一方、難民が街で普通に暮らすというケースもあります。その場合、難民を受け入れている街などをホストコミュニティーといいます。急激な人口増をもたらす難民の流入は、ホストコミュニティーにおいて上下水道サービスやごみ収集などの廃棄物管理に大きな問題をきたすケースが多く見られます。また、子どもが増え、その子どもが地域の学校に通うことで児童や生徒が増えすぎてしまうという問題もあるようです。
生活保護を受けざるを得ない人さえ自己責任論で叩かれる日本では難民に対する理解、人道的支援の必要性などはしっかり理解されていないのではないかと思うこともあります。
僕が難民について理解できているかといえば、できていません。だからこそ、必要な難民支援とは何か、難民を生まないために必要な努力は何か、難民を受け入れる国や地域に対して必要な支援は何か、我々の責任と役割は何かを考えていきたいと思うわけです。
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