Ethiopia

アフリカ人(ザンビア人)がアフリカ(エチオピア)を不思議に思う

おはようございます。126です。

 

一年の経済成長率が10%を超えるといわれるエチオピア。

町中建設ラッシュで確かに景気が良さそうに見える。足場はユーカリの木を使って、こんな感じです。
Ethiopia construction
  

2年半生活して実感するのは、車の量は増え、バイクが増え、物価が上がっているというところか。政府は外国企業の誘致に躍起になっている。

 

先日、ある国際会議がアディスアベバで開催されたので参加したところ、ザンビアで一緒に仕事をした知人にばったり会ったので、彼の同僚である在エチオピアザンビア大使館の方も交えて色々立ち話をしたんです。

 

そこで発せられたザンビア大使館に勤めるザンビア人の言葉と、ザンビアから出張できているザンビア人の反応が面白かった!

 

ザンビア人の会話


ザンビア人A(大使館員)「エチオピアは電話線1本しかねーんだよ」(電話会社が1社の意味)
 

ザンビア人B(出張者)「えー、まじかー!想像つかねーなー」


ザンビア人A「だろー、ネットも遅くてたまらんよ」


ザンビア人B「住み心地はどうなんよ?」


ザンビア人A「まぁ、安全だし気候はいいけど、ものが高いなぁ」


ザンビア人B「生活つらいなぁ」


ザンビア人A「だって、GameShoplitePick n
 Payとかもないんだぜ」(どれも南アフリカ資本の大型スーパー)


ザンビア人B「なんで?鎖国してんの?」


ザンビア人A「この国の政府はとにかく規制が厳しいんだよ」


ザンビア人B「息苦しそうだな」


ザンビア人A「金おろすのも一苦労なんだよ」


ザンビア人B「ん?どういうこと?わかんねー」


ザンビア人A「ドル(外貨)なんか下ろせないんだよ、、、外貨口座なんだけどな!w


ザンビア人B「は?どういうこと?」


ザンビア人A「外貨規制が厳しいんだわ。まぁ、金融は自由化されてないしな」


ザンビア人B「なんか何年前?って感じだな」


ザンビア人A「だろ?通信事情も金融事情も10年以上遅れてるわ」


ザンビア人B「そんな感じだなー」


ザンビア人A「まぁ、でもここにはAUがあるから潤うんだろうな」


ザンビア人B「自国産業保護をしてるってことか?まぁ、それはそれで正しいんじゃね?」


ザンビア人A「そうだな、それはその通り。まぁ、俺ら外国人居住者には不便だけどな」


生活者の印象とサービスのギャップ
 

とはいえ、エチオピア政府は外国企業のエチオピア進出をよく要求しています。日本政府にも日本企業の進出を後押ししろと迫っているくらいです。

 

2015年4月にはエチオピア航空が成田空港に直行便を就航したこともあり、日本とのビジネスが拡大することを期待しています。

 

ぼく、ビジネスマンじゃないし、何が利益になるのか、エチオピアとのビジネスで何ができるか全くわからないけど、2年半過ごした経験からこれは言える。

 

エチオピアのここが不便!!


金融


一応、ドル建ての現地銀行口座を作らせてもらっているんですが、引き出しは現地通貨のブル(Birrしかできません。外国旅行などをするときにどうしてもドル現金が必要という時は、確か5,000ドル程度を上限に引き出せます。ただし、パスポートとEチケットが必要です。海外行くから出させてもらえる、ということですね。

 

以前、交通事故にあって乗っていた車が廃車になったんですよ。ちゃんと保険に入っていたので保険金が下りたんです。満額の140万円くらい。もちろん、現地通貨のブル(Birr)で。でも、かなりの金額ですし、家に現金で置いておくのは怖かったので、上記の銀行口座に入金しようとしたんですよ。

 

そしたら、ダメって言われた!!

 

その理由は、ドル建てでエチオピアに入ってきていないブルだから、ドル建ての口座には入れられない。だと。

 

ここで、どうせ2年や3年生活していればこれくらいの金額は家賃や生活費で使うよ!なんて言い訳しても通りません。彼らには通じません。だから、大金を家の収納にしまっておいたんですよ。

 

これまで住んでいたザンビアでもタンザニアでも、現地のドル建て口座に日本から直接送金してもらって、ドルや現地通貨で引き出して、って全くと言っていいほど不便は感じたことなかったのに、本当エチオピアの金融事情は面倒臭い。

 

現地法人を持っている日本企業や法人を持っていなくてもビジネスをしている会社や個人はずいぶん苦労しているんじゃないかと思う。まぁ、面倒臭い分裏口の取引もどこかにあるんだろうけど。

 


通関


携帯用のプリンターなんて普通の人は持ち歩かないけど、仕事で海外に行く時は結構持っていくものです。NGOでも政府機関でも国際協力の仕事をしていれば、経験したことがある人も多いかと思います。

 

その携帯用のプリンターを持ち込めないんですよ、エチオピアって!

 

あと、通信機器は多くの場合止められて何のために使うのか、お前は誰か、などと詰問されることがあります。いろんな国に行きましたが、こんなことされるのはエチオピアだけです。北朝鮮とかも同じ状況ですかね?

 

我が家はDVDプレーヤーや炊飯器を持ち込んだとき、いちいち中身を見せて、用途を説明して、子どもがいるからという理由でどうにか税金を払わずに持ち込めました。しかし、外国生活をする上で、その国で買えるものが少なくて、日本から持つこむことが多い途上国では、こういった関税がらみの手続きの煩雑さと気苦労は疲れるものです。

 

通信


日本で言えば未だに電電公社が牛耳っているというところです。ミレニアル世代とかZ世代とか、電電公社なんて知らないでしょ?

 

そこまで若くなくても、携帯電話に慣れ親しんだ日本人なら、キャリアが1社しかないとか、ありえない話でしょ?まぁ、同じアフリカのザンビア人がビビるくらいだから。

 

格安SIMとか全く異次元ですね。この世のものとは思えません。なんだか知らないけど訳のわからないSIM広告が流れてくるのも、テレコム事業が公社の一社独占だからでしょうか。


SMSスクショ

 結論
 
自国産業の保護と育成のために関税をかけたり、参入を規制するというのはもっともな政策でしょうが、他のアフリカに比べるとその度合いが厳しくて外国人居住者には面倒!

でも、外国人居住者に便宜を図るのが政府の仕事ではないので、それは致し方ないね、というのが結論です。

でも、ちょこちょこ手続きやルールに腹がたつことはあるので、好きか嫌いかといえな、エチオピアの諸制度、特に通信と金融については、嫌い! 

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