おはようございます。タカハシ126(@takahashi126)です。
たかが引っ越し、されど引っ越し。
2〜3年に一度、日本から海外へ、そして海外から日本への引っ越しをするのが海外非正規労働者たる開発ワーカーのさだめです。
だいぶ慣れてきてたとはいえ、まだ子どもも小さいのもあり、毎回てんやわんやです。そして、いつも捨てる神があれば拾う神があると気づかされます。
犬の輸出入
我が家は犬を連れて歩く開発ワーカーです。家族の一員として、赴任する先々に犬を連れて行きます。
日本で散歩していると、昔はグレイハウンド系のワンちゃんと思われることが多かったのですが、立派な雑種(ミックス)です。
今回、こはるの日本への輸入に際して最後の最後にドタバタがありました。
これまで日本から海外に渡航すること2回、海外から日本へ戻ること3回を経験している僕は、多少動物検疫手続きを甘くみていたというのはあるかもしれません。が、しかし、輸出国政府が裏書をする輸出と輸入にかかる書類の一部に不備があると日本の動物検疫局に言われました。
通常、動物検疫に関する書類は不備がないよう半年以上前から出発前までに何度も輸出入者(飼い主)と日本の動物検疫局との間でやりとりがされます。事前の検疫検査届け出、狂犬病ワクチンの接種履歴確認、狂犬病ワクチン抗体値の確認、届け出受理後の輸出国書類整理などなど。その度に動物検疫局から様々な指示を受けて書類の書き直しをします。
必要とされる情報
今回、輸出の際多くの場合必要とされる輸出国政府の証明書の内容について動物検疫所から不備があるとして、修正がされない場合は最大180日間の係留措置が取られると連絡がありました。内容は、犬の情報、狂犬病ワクチン摂取履歴、健康診断結果の証明について。このうち、狂犬病ワクチン摂取履歴の内容に不備があるという指摘でした。
書類の様式は日本の動物検疫所が指定したものに輸出元政府の農業省家畜検疫局が裏書するものです。修正前がこちら。
有効期限内の狂犬病ワクチン摂取履歴を書いてもらえればいいのかと思ってエチオピアでかかりつけの獣医に書いてもらったものをエチオピア家畜水産省の検疫局に裏書してもらったのですが、日本の動物県絵局からは日本の動物検疫局に届け出している狂犬病ワクチン摂取が裏書証明されていないと必要とされる情報に不備があるとして係留措置になると言われました。ワクチンの接種履歴は犬のワクチン手帳にもあるのですが、輸出国政府が裏書しているものでないとダメだというわけです。
電話で事情を話したところ、かかりつけの獣医も家畜水産省の担当獣医も答えは
ワクチン接種履歴に則って一つ前のワクチンを書き足せばいいだけじゃないか。記載がなくてもそれらを含め政府は裏書しているんだし
との反応。犬のワクチン手帳には確かに獣医のサインもあるし、それを含めての裏書という意味で言っていることは至極真っ当だと思ったのですが、日本の動物検疫局はそうはいきません。日本に電話して15分ほどいろいろ話した結果言われたのは、、
あくまでも追記した内容について政府の公印を持って承認されているという情報が必要なので、追記箇所に公印を頂いてください
と。そんなんで家畜水産省に行って、担当獣医と話して、公文書室にて公印を押してもらうべく交渉したものの、公文書室の担当女性はこれまた頑固で
公印を押すべき場所以外に公印は押せない
の一点張り。30分以上日本の動物検疫所からの説明を繰り返し、必要性を訴え、何ら偽造にならず正式なワクチン摂取履歴を追記することを承認するためだけのものだと言っても話が進まないので、担当獣医も必死になって何でもいいからハンコを押してくれと頼んでくれました。
その結果、各箇所に家畜水産省の担当獣医のイニシャルサインとアムハラ語で家畜水産省と書かれているというハンコを押してくれました。
これでどうだ!と言わんばかりにバンバン押してもらった!w
そして羽田空港での検疫手続きの結果、、、無事入国できました。
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