Africa

黄熱病知ってる?一回予防接種受けたらもう受けなくていいってさ。

おはようございます。126(@takahashi126)です。

黄熱病の予防接種有効期限が10年から生涯有効に!!!

2016年6月21日に更新のあった厚生労働省検疫局からのお知らせにあるとおり、黄熱病の予防接種証明書の有効期限が変更されました。

WHOは、10年であった有効期限を黄熱予防接種証明書(イエローカード)の有効期限を2016年7月11日より生涯有効に延長することを勧告しました。これに伴い日本で発行される黄熱予防接種証明書の有効期限も1回の接種で生涯有効となります。この変更は、これまでにワクチンを接種した人にも適応されます。有効期限の過ぎた証明書であっても手続きをすることなく、7月11日以降は自動的に生涯有効の証明書となりますので、大切に保管するようお願いします。
黄熱病とは

黄熱病予防接種推奨域(WHO)

そもそも黄熱病とはどんな病気なんでしょう。

ウィキペディアによると蚊によって媒介される黄熱ウィルスを病原体とする感染症とのことです。

なんとなく恐そうな名前がする黄熱病。

黄熱病と日本人

日本人には全くと言っていいほど馴染みのないこの感染症、実は日本人と関係があるんです。

まだウイルスが濾過性微生物として認識される程度でウイルスの特徴自体もわかっていない時から、黄熱病のワクチンづくりに携わっていたのが野口英世です。

ぼくが野口英世について知ってるのは、福島県の生家で幼いころ囲炉裏に落ちて障害を負ったこととと、黄熱病ワクチンの開発途上でガーナで死去したことです。

それにしても、野口英世についてウィキペディアを見ると凄い人だったんですね。
アフリカで感染拡大

最近、アフリカの複数国で黄熱病の感染が報告されています。

外務省の海外安全情報によるとアンゴラ、ウガンダ、コンゴ民主共和国での感染が報告されているとあります。

これをうけてアフリカ各国では入国時にイエローカードの確認が厳しくなっています。

最近のアフリカでの感染症と言えばエボラ出血熱が記憶に新しいところでしょうが、あまり日本とは関係のなさそうな黄熱病の感染拡大が対岸の火事では終わらないおそれもあるかもしれません。

というのもアフリカ南部に位置する国アンゴラでは300人以上が死亡との報道があります。

それと関連してアンゴラに大量の労働者を送っている中国でも11人の感染が確認されたというのです(リンク

きゃー!日本に黄熱病がやってくる!!なんていうのは短絡的ですが、今のグローバルな世界、決して悪い冗談だけでおわることではないですね。
ワクチン接種の注意点など

中南米やアフリカに旅行したり仕事で行くことのない方は黄熱病の予防接種をすることもないかもしれませんが、黄熱病の予防接種は日本の様々な機関でうけることができます。

ただし、黄熱病ワクチンは生ワクチンなので、接種後28日間は他のワクチン接種ができません。中南米やアフリカに行くの多くは、破傷風や肝炎、狂犬病などの予防接種も同時に摂取するケースが多いのでワクチン接種は計画的に行う必要があります。

また、黄熱病のワクチン摂取には予約を必要とする医療機関がほとんどです。注意事項や摂取できる医療機関はこちらからどうぞ。

でも、一度摂取したらイエローカードの有効期限が無期限になるというのは朗報ですね。ぼくは2003年に黄熱病を摂取しましたが、2013年に10年を迎えたため、2本目の黄熱病ワクチンを接種しました。今回の改正でどちらのイエローカードも有効になるということですね。全然得はありませんが、、、

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