NPO/NGO

社会課題をジブンゴトとして捉える。Social Salonの取り組みとエピソードの紹介。

おはようございます。タカハシイツロー(@takahashi126)です。

 

少子高齢化が進み、課題先進国ともいわれる日本。社会問題や社会課題は連日の新聞やニュースでも報道され、考え出すと嫌になることもあるかもしれません。

 

内閣府による「特集 今を生きる若者の意識調査〜国際比較からみえてくるもの〜(内閣府ホームページ)」をざっと見ると、日本の若者が閉塞感を感じているという印象を拭えません。

 自分自身に満足している

 自分自身には長所がある

つまらない やる気がでないと感じたこと

将来への希望

うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む

40歳になった時の 幸せになっている イメージ

社会現象が変えられるかもしれない

 

どうですか?なんか暗い気分になりませんか?

 

ちょっと画像が小さいので申し訳ないですが、関心がある方は「特集 今を生きる若者の意識調査〜国際比較からみえてくるもの〜(内閣府ホームページ)」をチラッと覗いていただけると詳しく見れます。

 

また、博報堂研究開発局が2017年3月に公表した「2017年度 社会意識・行動に関する調査」の報告書(PDF)では、各世代で社会問題にどの程度関心があるのか、どのような問題に関心があるのか、社会貢献活動に携わっているか、社会貢献と消費行動について調査を行っています。

 

この結果を簡単に見てみると、7割ほどの人が社会問題に関心があるとしているものの、比較的高齢者層のほうが高い関心をもっていて若年層はそれほど関心を持っていないとの結果になっています。

社会課題への関心度合い

社会問題関心度 年齢別

社会問題 関心事項

年齢別の社会問題の内容をみてみると、関心があるという社会問題はその年代毎に特有の個人問題であると言えます。それぞれの年代が今から近い将来に直面するであろう問題を社会問題としているのです。

 年代別関心事項 その1

年代別関心事項 その2

 

当たり前と言ったら当たり前です。

 

 

社会問題を自分事に置き換えて考えるというアプローチ

 

 Social Salon

 

今年7月頃にNPO法人となったSocial Salon(ソーシャルサロン)という団体は、月に一度社会問題をみんなで話し合うというワークショップを開催し、他人事とも思われるような社会の課題を自分事として捉えようという活動を継続的に行っています。

 

毎回、社会課題の解決に取り組む人や社会問題の当事者などをゲストに迎え、一つの課題について多様な視点を聴いたうえで、参加者間で議論し、自分事としてどう向き合い、取り組むべきかを話し合うサロンとなっています。

 

これまでポッドキャストFairly.fmでは、NPO法人Social Salonが毎月開催するSalonの活動と、運営に携わる方々のライフストーリーを発信してきました。

 

NPO法人Social Salon(ソーシャルサロン)代表であり、法人設立以前からSalonを中心的に運営してきたYudaさん。何故Social Salonを始めようと思ったのか?YudaさんがSocial Salonにかける思いとは。そして、立ち上げたNPOを仲間に任せ出る旅とは?行動力が言葉から滲み出ています。

気軽に社会問題を話せるような場にしたい、、、

映画に出てきたアフリカのことわざ「早く行きたければ、一人で行け。遠くへ行きたければ、みんなで行け」を聞いて、みんなで遠くに行きたいと思った、、、

 

Azemotoさんがゲストで出演した障害をテーマにしたSocial Salon(ソーシャルサロン)に参加して、その後副代表としてSocial Salon(ソーシャルサロン)に携わる。収録中にピンポーン!!
 平和は願うだけでは叶わないって少女兵が言っていて、、、
 
定年を前に日本の社会をどうにかしなくてはならないのでは、、、と動き出したBunさん。カナダで同性婚をしたダンサーを娘にもち、自らもインクルーシブな社会を作るために、インクルーシブであることを誓ったとのこと。経験と知識だけでなく、柔軟な対応でSocial Salonの調整役にもなられています。
インクルーシブについて言っておかないといけないことがあるんです、娘がカナダにいて結婚しているんですけど、相手は女性なんですよ、、、
鈴木まど佳(まどぅー)さんのブログ@madocanada
 

ファミレスで普通に話す時間を削って、ファミレスでSocial Salon(ソーシャルサロン)の打ち合わせをされているAzemotoさん。障害当事者としてゲスト出演したのをきっかけにSocial Salon(ソーシャルサロン)に関わられています。ブラインドサッカーにも関わるなどとてもアクティブな方のお話は活力に満ちていて、聞いているだけで何かこちらも出来る気がしてきます。

ファミレスで恋話をするように社会問題を語れたらいいなぁ、って、、、

 

みなさん、本業を別に持っていながら、パラレルワークとしてSocial Salon(ソーシャルサロン)の運営に携わっていて、強いパッションを感じます。でも、全然堅苦しくなく、いい意味でどこにでもいる普通の方々です。

 

何をするにも絶対これが正解と言えるような万能薬はありません

一つの課題を解決するにもさまざまな異なる取り組みがあるでしょう。関わる人の考え方も多様です。その中で、自分なりの考えや立ち位置を整理することは、ソーシャルな活動に携わるうえで非常に役立つと思います。そして、自分の考えを整理して一歩踏み出すキッカケになりえるのがSocial Salonのような場だと思います。

 

何か一歩踏み出したい、社会課題の解決に貢献したい、でも何から始めたらいいのかわからないという方は一度Social Salonに出てみてはいかがでしょう。

 

Social Salonの開催情報はFacebookページをフォローすると定期的に把握できます。テーマを選んで参加するもよし、毎回参加して様々な社会問題に触れるもよしです。

 

社会派ポッドキャストのFairly.fmはSocial Salonへのサポートの一環として、参加費の割引支援をしています。エピソードの中でキーワードをお伝えするのでそのキーワードを書いて参加申し込みすると2,000円の参加費が1,500円になります。是非、Fairly.fmの提供するFairly FundとともにSocial Salonをよろしくお願いします。

 

 

社会問題との関わり方

 

背伸びしてよくわからない社会問題に関心を持つ必要はないと思います。ただ、無関心でいること、行動を起こさないことは、今この社会で生きる一人の個人としてもったいないと思うんです。

 

10代であれば10代の悩みを解決してくれるような社会活動に携わればいいわけです。20代、30代、40代、ライフステージに応じて関心も変わってくるでしょうし、直面する個人の課題も変わって当然です。

 

自分のライフステージに応じて関わりやすい社会課題に対して、関心を持ち、かつアクションすることができれば、どこかの誰かが作っているかもしれない大きな社会に自分なりに風穴を開け変えていく力を作ることができるかもしれないと信じています。

 

参考:社会貢献意識とその問題(https://news.yahoo.co.jp/byline/andomitsunobu/20130826-00027577/

 

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