おはようございます。タカハシ126(@takahashi126)です。
ちょっと前に開催された国際協力人材セミナーのレポートが上がったいました。
副題が長いですね。笑
JICA、国際機関、開発コンサルティング企業、NGO/NPO等の国際協力の場で専門性を活かして働きたい方々へ
そんなセミナーレポートより面白いものがありました。
以前から何度かご紹介している国際協力キャリア総合情報サイトPARTNERにはニュースとコラムのコーナーがあるんですが、その中にとても面白いものがありました。題して『第461号 好きの話』
リンクも貼りましたけど以下全文コピペです。
私は国際協力が好きだ。
チャンスを掴み、国際協力の道に進んだ。
希望に溢れていた。
好きなヒトができた。
途上国には行けないような娘(こ)だ。
だけど私はこの恋は諦めない。
子どもができた。
途上国で育てると病気は大丈夫だろうか。
ただ、子どもを大自然の中で育てるのが楽しみでしょうがない。
子育てが落ち着いた。
妻も働きたいようだ。
単身赴任か、日本に留まるか、どうするか。
子どもが小学生になった。
友達とは離れたくないと泣きわめく。
だけどなんとか家族で一緒に海外赴任することができた。
子どもが成人した。
将来は海外で社会貢献に繋がる仕事がしたいと言う。
自分の仕事と同じ道を希望する子どもに素直に嬉しい自分がいた。
私は国際協力の仕事が好きだ。
国際協力の世界にいるヒトは大抵、この仕事が好きだ。
この業界は好きでたまらない人の集まりだ。
だけどプライベートは甘くない。そう簡単にはいかないのがこの業界の特徴だ。就活の時は目を輝かせ、国際協力ができるなら、どんな困難でも乗り越えられると思っていた。現実はそんなに甘くない。仕事とプライベートで悩むことは幾度もあるだろう。正解はない。相手に、周りに、恵まれるかどうかも分からない。誰も未来は分からない。それでも、そんな中でも、この業界を選んでいる人はたくさんいる。
それだけこの業界はこの仕事が好きでたまらない人の集まりなのだと思う。
書いたのはどなたかわからないけれど、この方に会っていろいろ話を聞きたい!!
僕も国際協力の仕事が好きです。大好きです。生きる糧を得る手段でもあるけど、それ以上にライフワークだと思っています。それだけ魅力のある仕事だし、やりがいもあります。
同時に大変なこともたくさんあります。今では苦労とも思えなくなったことが増えましたが、それでも家族がいて、子供がいて、教育をどうするかなど今まで直面しなかった悩みも出てきました。
国際協力を仕事とした時、プライベートに与える影響はなんだろうか?
国際協力を仕事にすると直面する3つの課題
1.居住地の課題
年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学 という本がありましたが、国際協力を仕事にした場合、ある程度の収入レベルは確保できるでしょう。しかし、住む場所は途上国に数年か、日本に拠点を置きつつも一年の半分以上を途上国で過ごすような生活です。
以下、教育環境や経済的な理由、さらには治安上の問題から、場合によっては家族がバラバラで住むことを余儀なくされます。
2.教育の課題
子どもの教育環境というのは親であればきになるものじゃないでしょうか。途上国で仕事をすると、子どもが通ううのは大概インターナショナルスクール。インターナショナルスクールといっても様々でイギリス系やアメリカ系はもちろん、様々な国の学校があります。英語で授業をする限りインターナショナルスクールのようなものです。
ただし、教授法や指導方法は学校によって様々でもあります。ここエチオピアにもアメリカ系、イギリス系、スウェーデン、ドイツ、トルコなどなどいろいろありますが、最近評判がいいのはスウェーデンスクールです。
教育について回る問題としてお金があります。例えば一般的なインターナショナルスクールになると年間の学費が200万円を超えるところも多いのです。いくら一番いいインターナショナルスクールに子どもを入れたくても、お金がないと入れません。海外生活が長い方の中には教育費のために借金をされている方も多いくらいです。
3.治安の問題
もし、赴任先が家族同伴赴任が許可されないところであれば単身赴任です。仮に家族同伴でも良いとされるところでも、環境や罹患の恐れがある病気や家族の健康状態によっては一緒に赴任することができません。原理主義的過激派が世界のあちこちでテロを起こす時代ですから、決して安全だと言い切れるところはありません。
国際協力のパラドクス
国際協力の仕事では、子どもの命を守る、生活改善をする、所得向上をする、環境保全する、安全な水を届ける、社会経済インフラを整える、などなど地域の人々の生活をより良いものにしようとするものが一般的です。それは、そこに住む家族の生活をよりよくすることが目的です。
でも、国際協力に携わる人の中には、離婚する人も多いと聞きます。『第461号 好きの話』にある通り、プライベートは甘くないのが事実でしょう。
途上国に住む家族や人々の幸せを願って仕事をしているのに、自分の家庭は崩壊するなんて、、、なんなんでしょうね。
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