おはようございます。タカハシイツロー(@takahashi126)です。
サッカーは世界一包摂的なスポーツだと思っている僕ですが、2014年にオランダで創刊したフットボールカルチャーマガジンの日本版が発行されると聞きどんな雑誌なのかチラ見してみました。
Panenka Magazine(Kindle版の購入はAmazonにて)
Numberより深いPanenka
日本サッカーファンの中にはNumberのサッカー特集が好きな方も多いですよね。印象的な写真とオリジナルのインタビューの数々。または、サッカーダイジェストとか好きな方もいるんじゃないでしょうか。戦術とかチーム分析とか面白いですよね。
でも、このPanenka フットボールカルチャーマガジンというだけあって、ひと味違います。フットボール文化を扱っているから深いんです。Numberやサッカーダイジェストでは見ることのできない写真や記事の内容なんです。ぐいっと奥まで踏み込んでいて、単なるファンではなくサポーターであればあるほど引き込まれるような内容です。
リバプールの歴史
2017 – 18シーズンのUEFAチャンピオンズリーグで久しぶりに決勝まで進んだリバプール。前回、0-3から大逆転の末ACミランを倒しヨーロッパチャンピオンになった時のことを思い出しているサポーターやファンも多いかと思います。
リバプールといえばヒルズボロの悲劇。その悲劇から30年近く経った今リバプールでどのような追悼がされているか、スタジアムや街の様子が紹介されています。まさに、リバプールを語る上で忘れてはならない出来事を、チームとサポーターと町の文化よろしく語られるのです。
プレーヤーズトンネル
どんな試合でも選手がスタジアムに出てくるときほど興奮する瞬間はありません。これまで僕も今はなき国立競技場やカンプノウの選手入場口を歩いたことがありますが、あまりテレビには出てこないその独特の空間はそこにいるだけで気持ちが高ぶってくる気さえします。
Panenkaでは、様々な由緒あるスタジアムのプレーヤーズトンネルの特集をしています。選手たちがピッチに出てくる時に通る通称プレーヤーズトンネル。壁にはホームチームの写真などが飾られていたり、金網の通り道だったり、やけに狭い道だったり、スタジアムによって様々。笑
そんなプレーヤーズトンネルをサッカーカルチャーの一つとして紹介するのはPanenkaくらいではないでしょうか。
サッカーはスポーツ以上の文化
Panenkaを読んで改めて感じるのはサッカーが文化だということ。もちろん、サッカーはスポーツであるものの、ヨーロッパのように地域に根ざしたチーム運営が100年もされてきた地では、世代を超え引き継がれるある種の文化なんだと感じるのです。
それは過去の試合や出来事だけではありません。昔のスタジアム、練習場など時代とともに変わりゆく町の姿の一部に溶け込むサッカーの色々が文化そのものになっている。そんなヨーロッパのサッカーカルチャーシーンを紹介してくれるPanenka Magazine、これは超面白い!!
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