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Polca支援を受けて考えた、これからのこと。

おはようございます。タカハシイツロー(@takahashi126)です。

 

以前のブログにも書きましたが、2017年4月から発信しているポッドキャストのSkype収録をライブ配信するためのパートナー支援をPolcaというフレンドファンディングアプリで行いました。

 

【関連記事】「生きることは支え合うこと」をリアルに実感しています。あなたの支えをください。

 

支援受付期間は1か月。9月13日から初めて10月14日まで続けられました。

 

結論からご報告すると6名の方から合計1,800円のご支援を頂きました。

 

 IMG 5174

 

目標金額はMixlrというライブ配信サービスサイト・アプリの1年間利用料相当の10,500円。

 

 Mixlr Pricing

 

目標金額は99ドルなので、$=110円で計算した場合10,890円になります。Polcaでは支援単価を指定できるので、最低の300円に設定し、35人からご支援を頂ければ10,500になるので、その額を設定しました。気持ち的には390円を自己負担というようなところでした。

 

実際のところ、目標額との差は8,700円もあり、サポーター支援の人数も6人(目標35人の17%相当)という結果でしたが、僕にとってはこれは失敗どころか大成功だと思っています。

 

 

つながりができた

まず、何よりも嬉しかったのは、ご支援くださった方とのつながりができたことです。

 

お礼のご連絡と支援クレジットをライブ配信ページhttps://fairly.fm/live/)に記載しただけですが、僕にとってはお金の価値では測れないプライスレスな心のつながりができました。

 

 ライブ配信サポータークレジット

 

国際協力やNGOに携わってこれまで多くの組織や個人に寄付をしてきましたが、僕が金銭的な支援を頂くのはこれが初めての経験です。

 

僕が寄付をするとき、支援先の活動に共感し、どうにか力になりたいという思いからお金を寄付します。木村真樹さんの著書レビューでも書いた通り、まさに志を込めたお金「志金」を寄付しているのです。

 

【関連記事】 【はじめようお金の地産地消】お金は地域社会をよりよくする資金(志金)となる。

 

今回ご支援くださった方々も僕にとっては目標として掲げた「ポッドキャストのライブ配信を続けたい」という思いに共感して頂き、そのお力添えとしての支援だと認識しています。

 

つまり、僕はその「志金」をお預かりしたのです。

 

これは僕にとって何よりも強い励ましとなりました。「志金」で繋がった方々に対する

 

 

支えあえる社会を実感できた

 

これまた過去の投稿でも書きましたが、僕は助けを求めること、支援をお願いすることは決して恥ずかしいことではないと思っています。

 

【関連記事】協力を求めることは恥ずかしくないこと。是非、みなさんの力を僕のポッドキャストに下さい。

 

短い人生でやりたいこと、チャレンジしたいことを見つけたなら、人に助けられながら努力するべきだと思うのです。

 

もしかしたら、多くの方は「他人に迷惑をかけないこと」が大切なことだと思っているかもしれません。でも、人が社会的な生き物であるなら、人とのかかわりを避けるように、迷惑をかけずに生きることはそもそも間違いなのではないでしょうか。

 

人はお互い迷惑をかけあう存在なんですよ。勿論、無駄に迷惑をかけたいとは思わないけど、袖触れ合うのも多少の縁ですし、頼まれごとやお願いごとも迷惑とは思われない社会に生きたいと思いませんか?

 

生きていれば迷惑をかける時もあれば、かけられるときもある。その時、その時、どうしたらいいかを考えて生きていけばいいわけで、迷惑になる恐れのあることから常に距離を置いてしまったり、人の行為をなんでも迷惑だと決めつけてしまわないような許容力や柔軟性を持ったほうがみんなが生きやすくなる気がしています。

 

Polcaでの支援に話を戻すと、Polca中には「これが欲しいから支援してください」「XXに行きたいから支援してください」という支援リストがいくつもあります。

 

人によっては、「他人に頼らず、自分でどうにかしろよ」と思う方もいるかもしれません。もしかしたら、そういう方のほうが多いのかもしれません。

 

でも、共感できることに対して、300円や500円で支援できるならいいじゃないかという関係性が広く社会で醸成できたとしたら、もっともっと生きやすい社会になるとも思うんです。

 

でも、ただ支援をお願いしても実際の支援がないと実感できる何かがありません。

 

今回、6人の方から支援を頂いて、助けを求めた時に応えてくれる人がいることに、支えあえる社会があることを実体験をもって認識できたことは非常に大きな成功体験だと思っています。

 

 

Fairly.fmでやっぱり伝えたいこと

 

よりよい社会を実現していくには人がどうにかしなくてはならないのです。社会を形成しているのは人なんですから。

 

夏目漱石の好きな一説にこんなのがあります。

 

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通とおせば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさが高こうじると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。

人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣にちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。

越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容げて、束の間まの命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降だる。あらゆる芸術の士は人の世を長閑のどかにし、人の心を豊かにするが故ゆえに尊たっとい。

夏目漱石「草枕」(青空文庫)

 

住みにくいと言っても、その住みにくい社会を作っているのは、あなたであり、隣人であり、友人であり、そこかしこにいる人です。

 

もっとフェアーな社会を実現するために、全く異なる場所で、様々な課題に向き合う人の考えや取り組みを発信することで、どこかの誰かとつながったり、自分の行動が変わったりするきっかけを作り出せるなら、Fairly.fmを発信する価値もあるのかと思っています。

 

そして、ライブ配信をしてみたかった理由はリアルタイムで繋がる瞬間が欲しかったからです。

 

ライブ配信中であれば、ツイッターで頂いたコメント、質問、リクエストなどにお答えすることもできます(ハッシュタグ #fairlyfm を付けたものに限ります)。

 

Fairly.fmの収録はヨルダンと日本、アジア、アフリカ、ヨーロッパをSkypeで繋いで行っています。世界のあちこちにいる方とのお話に、ツイッターのつぶやき一つで絡めるポッドキャスト。そんなFairly.fmを目指しています。

 

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