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エチオピアの民族問題から「カネは天下の周りもの」を考えてみた

おはようございます。126です。

エチオピア、部族がらみの政治経済

先日、エチオピア人の同僚にこんな話を聞いた。

今でもエチオピアでは州ごとに大分される民族による政治が行われている。ビジネスなんてできたもんじゃない。

彼が言うのはこういうことだった。エチオピアには主要言語に応じて民族があり、それが州という形を取っている。政治体制はこの各州を束ねる連邦制だ。

例えば、オロミファという言語を話すオロモ族の多いオロミア州、アムハラ語を主言語とするアムハラ人が住むアムハラ州など。例外もあるものの、だいたいそんな感じになっている。

ただし、エチオピアはアムハラ人が歴史的に支配することが多かったため、公用語はアムハラ語となっている。文字を持たないアフリカの数ある言語の中で、唯一の文字と言われるのもこのアムハラ語。

具体的な民族による政治的問題とは、オロミア人が主に居住するオロミア州の街でアムハラ人がビジネスをして成功していると、政治的に圧力がかかり店舗であれば閉店、何らかの商取引であればその権利の差し止めなどが意図的に行われることが多々あるらしい。

また、ある州で外国人が輸出用の花卉を生産していたところ、土地収用の際、連邦政府が安価で土地の利用権を売買したとの反感から、地元のある民族が花卉栽培用のビニースハウスを焼き討ちにしたらしい。同僚に言わせると、地元民族の有力者など地域の政治力に配慮した手続きを踏んでいれば、焼き討ちなどは起こらないはずだったという。 

まぁ、こういう話は事実であると思える反面、なんでもかんでも鵜呑みにはせずにある程度は話半分で聞いておくのが得策かと思う。

華僑のいう「金は天下の周りもの」

華僑に学んでわかった「金は天下の周りもの」の本当の意味とはでも書かれていますが、華僑の中ではこの「天下」の範囲が限られているようですね。

華僑のいう「天下」とは世の中のことではなく、自分の周りにいる家族・信頼できる仲間を囲って作り上げたコミュニティのことです。お金を流れるままに流すのではなく、囲いを作ってその中で循環させるのが華僑流の「金は天下の回りもの」といえそうです。

この考えは非常に面白いですね。40歳にもなってそういう認識はしていませんでした。

でもね、お金の地産地消といった場合、似たような指向性があると思うんです。

また、かの渋澤栄一のお孫さんであり、コモンズ投信を経営されている渋澤健さんは、毎月関係する方々にメールでお送りしている通称シブサワレターの中でこう仰っています。




お金は消費、投資、あるいは寄付を通じて経済社会へ流れれば流れるほど持続的な成長を支え、結果的に増える素晴らしい特長を持った資源です。これが理解できず、未来志向が現状維持に押しつぶされてしまうようでは、日本の金融財政は永遠に異次元の世界から脱出することができなくなります。    

お金は循環してこそ社会や経済をさせる潤滑油となる、というのはおそらく誰もがなんとなく共感出来ることだと思います。渋澤さんの言葉の中に消費や投資だけでなく「寄付」という言葉があることに深い感銘と共感を覚えます。

ぼくの「天下」はどこか

そこで自分に振り返って考えてみた。ぼくの「天下」はどこまで広がっているのか。消費活動において、最近は大手メーカーやブランド物ではなく、ネットで販売されている手作り商品や、クラウドファンディングにも出てくるような地域に根ざしていたり、産業に変革をもたらすことを意図していたりと、自分自身が共感できるものを買うことが多くなっています。

これは、無意識ながら、自分のお金が共感できる生産者にわたることで、その社会経済的な共感の輪を広げたいからではないかと自分なりに再認識しています。

ちなみに、ちょっと前ハンターベストという素敵なものを購入しました。着用イメージの影響かもしれませんが、これは女性が使用するとより素敵に思えますね。作ってくださった工藤さんには使用状況の写真報告をさせて頂くと約束していて、早1カ月、放ったらかしですいません。近いうちにその利用状況を報告したいのですが、これ、本当におしゃれで利便性があって大のお気に入りです。

ハンタベスト

とんがりテントさんのブログ
midorinotentオンラインショップ

その他に、ぼくは元本保証のないNPOバンク(NPO活動に貸し付けをするNPOのための銀行)に10万円出資しています。これも、社会問題解決に直接的にはできないことが多いとしても、解決に向けた具体的な活動を展開するNPOの資金的支えになることが社会にとってプラスになると信じるからこそ、ぼくのお金を原資として出資しているわけです。

ぼくの「天下」は必ずしも血縁関係や友人関係に縛られるものではないですし、自分の収入に跳ね返ってくるものに限られてはいないけれど、自分なりに「天下」の境界がだいぶ明確になってきている気がするこの頃です。

 

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