NPO/NGO

国際協力も潮流が変わっている。ワクワクすることを楽しくやろう。




おはようございます。エチオピアはアディスアベバから126(いつろー)です。
 

国際関係や開発学を学ぶような学部や大学院では議論されていることでしょうから、ぼくなんかより最近の潮流は若い人の方がよくわかっているでしょう。年寄りの戯言として言っておきます。途上国での開発事業・国際協力活動を取り巻く環境は、2008年の金融危機以降大きく変わってきています。これはこれから国際協力に携わりたいと考えている方(特に若手)は十分理解しておくべきです!

 

1990年代初め、政府開発援助(ODA供与額が世界一となり、世界のトップドナーになった日本は、長引く不況のなかODA予算を徐々に削減し、純支出額では106451万ドルで世界第5位、支出総額では1866,216万ドルで世界第2位となっています。ODAには貸付も含まれるので、支出純額とは総額から回収額を差し引いた額になります。
ODA1
ODA2























別に多ければいいというわけではないのですが、日本をベースに開発ワーカーをする人にとっては日本政府のODA額の増減は仕事量にも関係しますね。個人的にはODAを生活の糧にしているものの、なくなっちゃってもいいと思っています。ただ、ぼくは、国際社会の中で日本が国際協力を通じて果たすべき責任というのはあると思っています。日本のODAに興味ある方は外務省HPGO
 

ODAはそれほど重要ではない?


去年2015925日には、ミレニアム開発目標(MDGs
にかわり持続可能な開発目標(SDGsが採択されましたが、それに先立つ20157月にはエチオピアのアディスアベバで3回開発資金国際会議(FfDが開催されアディスアベバ行動目標が採択されました。ここで、民間資金や市民社会の影響力と開発事業における重要性が議論されわけです。
 

途上国に流れる資金の内訳は、以前は50%以上を占めていましたODAが、今では民間資金の半分程度、総額の30%ほどにまで少なくなっています。2008年はズッポリ沈んでいますが、もう民間資金(Private Fund)の力は相当なものです。もうODAの時代も終焉を迎えるということでしょうか。
 




Funds flow

 

と、前置きが長くなりましたが、こういう話はどこでも聞けるし、外務省や国連機関のHPに書いてあるわけです。まぁ、よほどのことがない限りあまり興味をもって見るものでもないんです。
 

国際協力の主役は国際機関や二国間援助機関だけじゃない


民間資金がODAを大きく上回ったということは、社会貢献を仕事あるいはライフワークとしたいと考える人にとって、働き方の選択肢が増えるということです。極端な話、特定技術や商品を扱う会社でも社会貢献に繋がる国際協力活動をビジネスという形で出来るわけです。いろんなメディアで報道されていますが、途上国といわれる地域で、嗜好品(カバンや宝石等)や電化製品(ソーラー機器、電気モーター等)などを扱う会社のビジネス展開が増えています。日本政府も関連省庁などが官民連携ミッションなんかを送っているようですが、放っておきましょう。
 
ぼくが住んでいるエチオピで有名なのは、andu amet。エチオピアシープスキンを使った素敵なカバンを
エシカルを理念に、一つ一つを手作りするandu ametブログを見れば買いたくなるはず。 


勿論、国際機関で働くというのは国際協力をする人にとって一つの憧れでもあり、目標でもあると思います。その場合、自分のやりたい事をどこの組織であれば出来るのかよく考える必要があるでしょうね。世界銀行は本当に羽振りがいいと思います。ただし、相手政府に貸付けたり、コンサルタントを雇っての調査研究・事業実施を進めるので、自分で何かしたいと思う人には物足りないかもしれません。それは国連機関も同じですが、現場で試行錯誤しながら求められる国際協力をしたいというならやはりNGO/NPOJICAの専門家になるのを視野に入れるのが現実的でしょうね。なんかあんまりワクワク感ないけど。

一緒にワクワクする国際協力をやりましょうよ
 

国際協力機関を含め、組織や会社に勤めるのが嫌だというぼくみたいな人は、数年契約で仕事をするのも一つですし、自分でやりたいことをやればいいんです。若くしてNPOを立ち上げて立派な活動をしている方はたくさんいます。

バングラデシュでE-learningを広めたり、ソマリランドで大学院を作っちゃう税所篤快さんは、ソマリランドに行き帰りにエチオピアにも立ち寄られていましたが、すっごいアイデアとパワーで世界銀行もびっくりすることをしてますしね。日経ビジネスオンラインでもコラム書いちゃってますね。


「そういう人は能力があって特別なんだ」「そういうつながりや経験がもともとあったんだ」、なんて思ったらそこで終わりです。どうせなら楽しみながらチャレンジしましょうよ。未熟で実績もなく頼りないぼくですが、ご相談頂ければ准認定ファンドレイザーとして一緒に悩んでチャレンジしますから。
 

学生だけで主催したスタディツアー


20
年弱前、インドで大学院生をしていた時のこと、ともに村落地域の貧困削減を学ぶインド人同級生と自前でステディツアーを開催しました。当時のぼくは、国際協力NGOが主催するスタディツアーが高いだけで中身のないものという先入観をもっていたのです。実際にスタディツアーに参加したことはなかったけど、NGOが主催するものよりいいツアーを自分たちの手で作ろう!と意気込んで日本の学生に情報発信し開催しました。渡航費、宿泊費等すべて参加者もちですが、受け入れ側の我らは一切手当や収入もなく、必要な準備資金はぼくの財布から出しました。応募してくれたのは3人。その3人がインドに向かう機内で旅行者2人も勧誘してくれて、合計5人の参加者をもって非常に有意義なツアーを開催することができたんですよ。

参加者の一人はもともと意識の高い方でしたが、のちに国際協力銀行(JBIC)に就職して、国際協力機構(JICA)と統合した際、職場で久しぶりに会うという嬉しい思い出もあります。


自分なりの成功体験を積み上げていこう


最近の大学生はこれ以上のことをやってのけるので随分レベルは違いますが、大切なのは自分なりの成功体験を積み上げていくことでしょう。失敗体験ももちろん必要でしょうが、やっぱり成功体験があると行動にも勢いが出てくるはずです。まずは失敗を恐れずチャンレンジしていくことが何よりも大切ですね、と自分に言い聞かせています。結局最後までどこでも聞ける話でしたw

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