おはようございます。126(@takahashi126)です。
海外で非正規労働していると聞くとどういうイメージが湧くんでしょう?
あまり聞こえは良くないかもしれないけど、ぼくにとっては心地がいい待遇でもあります。何故か?
一言で言うと、自分の意思で納得して仕事を選んでいるから、だと思います。
人事なんか糞食らえ
どういう仕事をするか、どこで仕事をするか、どういう待遇が望ましいか。仕事をする上で、ぼくにとってはとても大切な要素です。限られた人生、仕事をするなら満足のいく仕事をしたいじゃないですか。仕事の愚痴なんて言わないで済むなら、言いたくないじゃないですか。
では、どうすればそういう仕事の選択をすることができるか?
人事と関わらないこと。そうすればできますよ。
人事上の都合でどこに行け、どんな部署に異動しろというのがぼくにはもう受け入れられないのです。だから、どれだけ仕事や地位に魅力があったとしても、人事によって自分の仕事が決められるような仕事にはつきません。つまり、正規雇用の扉は叩きません。
自分の人生なんだし、自分の仕事も自分で決めましょうよ。そうすれば苦労もストレスもだいぶ減ると思いますよ。人事なんか糞食らえです。
国際協力業界はそれを可能にしてくれる
どんな仕事であっても、経験はいろんな意味で力になります。サービス業でも、ゼネコンでも、デザインでも、ITでも、語学でも、マネジメントでも、農業でも、林業でも、漁業でも、自動車整備でも、保育でも、教育でも、医療でも、自治体でも、役人でも、何でもかんでも。それらの経験を生かしてできる仕事があるんですよ。
それは、国際協力です。
日本での経験を必要としている発展途上国で、現地のニーズを踏まえて自分の経験を生かした仕事ができるんですよ。もちろん、求められる資質というのもあります。最低限の語学や、多様性を受け入れることができる柔軟性や、健康な体や、多少の不便も厭わない精神力や。
今の仕事に「ああ、刺激がない」と感じたら、国際協力の世界に身を投じてはいかがでしょうかね。青年海外協力隊という素敵な制度もあります。NGOに関わるのもいいでしょう。経験と実力があると思うなら、国際協力機構(JICA)の専門家に応募するのもいいでしょう。あるいは、自分の専門分野で活躍する開発コンサルタントに転職するのも一つの手でしょうか。
とにかく、何をやっていたとしてもその経験を生かせるのが国際協力のフィールドだと思います。
これだけはダメ
誰でもできるようなことを書きましたが、これだけはダメだろうというのがあります。あくまでもぼくの15年の経験をもとに自分勝手に決めていることですけどね。
それはある意味資質であり性格でもあると思います。いくつか挙げてみましょう。
・日本や自分の技術が一番・全てでそれを覚えたほうがいいと固く信じている人
・途上国の現地の方々を見下すような人
・英語、フランス語等の準公用語や現地語を待ったく覚えようと思えない人
・自分のやっていることに「これでいいのか?」と疑問を持てない人
・学ぶことより決めつけることしかできない人
言いたいことわかりますかね。たまに出会うんですよね、そういう方に。なんか、開発について変な自信や偏見を持っていて、自分が正しいと頑なに信じている人に。でも、ぼくはそれは明らかな間違いだと思います。
もちろん、失敗を重ねながら人は学んでいくものでしょうから、ある時は頑なな人でも、時間の経過とともに柔軟で立派な開発ワーカーになる人もいるのでしょうけどね。
ただ、ぼくもよく自分の考えを、自分の正当性を強く主張します。でも、それは内向きな主張です。
非正規の良さとは何か
でも、なぜ開発ワーカーだと非正規なのか?
もちろん、正規の開発ワーカーもいます。国際協力機構(JICA)やNGOの正規職員の方々は正規雇用です。でも、それじゃ結局人事に振り回されるわけじゃないですか。安定とともにそんな人事の偶発性がいいというのであればそれでいいでしょう。でも、やればやるだけやりたいことが出てくるのが国際協力のいいところだと思うぼくは、それまでの経験を糧に次にやりたい仕事を取りに行く非正規の立場はとてもやり甲斐を感じます。
最近、自分の英文履歴書を更新していたのですが、次にやりたい仕事を獲るために、これまでの経験をうまくまとめようとする作業は自分の考えの整理にもなるし、これからの仕事で何を身につけ、いずれどのような場所に行き着きたいのかという明確なイメージを持つ手助けになると実感しました。
つまり、非正規の良さとは、自分の経験やノウハウのたな卸しを定期的に行うことで、これまでの振り返りとこれから挑戦するべき未来への道標を確認しつつ、やり甲斐のある仕事に自分の自由意志でチャレンジできるというところにあります。
「うわ、面倒臭い」とか「もし仕事が取れなかったら、、、」とすぐさま思う人はしっかり正規で人事に振り回されて、組織の歯車にでもなってください。
でも誤解されたくないのは、正規で組織の歯車になっていること自体が悪いことじゃないということです。あくまでも望むものは人それぞれです。正規で安定した仕事をするのが一番大切だと思っていたとしても、決して人として軽蔑することも見下すこともありません。人それぞれの考えを尊重しますし、尊敬します。
非正規バンザイ!みたいなことを書くとすぐこちらに対して壁を作る方もよくいるので、そんなつもりは全然ないというところを十分理解してもらいたいです。誤解されそうなので、一応書いておきますが、人事に振り回されずやりたいことがやりたいようにできるなら正規雇用でもいいとは思っています。
どうすればいいか?
多少なりとも自分にチャレンジして非正規開発ワーカーになりたい!という方はまずどんなポストでもいいので応募してみることでしょう。Partnerというサイトでは様々な公募ポストが紹介されています。最初、全く途上国や開発の現場での経験がないとうまくは仕事が取れないかもしれません。でも、まずは応募することで、自分に何が足りないのか、どうすれば現場に行けるのか身をもってわかることがあると思います。
以前、Partnerについて書いた記事があるので、是非そちらも合わせて読んでください。
できない!と自分で自分に壁を作る前に、やりたい!に手が届くよう自分なりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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