おはようございます。126(@takahashi126)です。
英語を身につけるために必要な努力とは?
ちょっとぼくなりに考えてみました。
マルコム・グラッドウェルの名著Outliersによると何かを習得するためには2万時間を費やす必要があるとのことです。言い方を変えれば2万時間を費やせば大概のことはマスターできるということです。
でも、短い人生においてどれだけのことに2万時間を費やせるでしょうか。
生きていく中で本当に何を身につける必要があるでしょうか。
英語
ぼくは開発ワーカーという仕事柄、英語を使わないことはありません。もちろん、日本の組織で働いているので日本語も使います。でも、本来のフィールドは英語での業務だと考えています。
でも、英語はなかなか満足いくほど身につきません。NGOで初めて仕事を始めてからすでに15年が経っていますが、未だに思うように自分の考えを表現できずに困ることもあります。また、日常生活での会話は、基本的に日本語でも無口な性格もあってか、なかなか上手にできません。
だから、今でも英語を勉強しています。もう40歳も過ぎて、開発ワーカーとして10年以上キャリアを積んできましたが、まだまだ改善の余地があるとの思いから勉強しています。改善の余地があるというより、もっと上手に英語を使いこなしたいという方が合っているかもしれません。
語学に王道はないとよく言いますが、知れば知るほどその奥の深さに気がつくのが言葉でもあります。言葉は生きているとも感じるのです。
学び続ける方法
ちょっと前に「やりぬく力」と言われるGrit(グリット)についてこちらに書きましたが、ぼくは英語を学ぶことに関してはgrittyなのかもしれません。やってもやってもやり足らなくて、もっともっと理解して身に付けたいと思うから。
そんなぼくがどうやって英語を学び続けているか?
1.本を読む
仕事柄英文を読むことは多いですが、仕事の英語は限られた単語や内容のものが多いため、読み慣れても日常的な会話などでは全然役に立ちません。それを補完するという意味でも、他にもいろいろな本を読みます。
ここ数年に読んだ洋書の中で特に面白かったのは鄧小平の伝記、スティーブ・ジョブスの伝記、寄付について書かれたSoul Money、日本でもベストセラーになっている世界的ベストセラーThinking, fast and slow、Tim Harfordの著作などです。
開発協力、国際協力分野の本も読みますが、仕事柄なのか国際協力分野の話題となっている本はだいたい面白いですね。
寸暇を惜しんで本を読むのは英語の勉強になると肌で感じでいます。また、電子書籍で読むと辞書を引くことなくわからない単語の意味も調べることができます。これはなかなか便利です。新聞や雑誌というのもいいかもしれません。
2.ビジネス英語
学生の頃からNHKのラジオ講座は愛用していました。
当時は大学の語学ラボに行って、NHKラジオ講座のテープをダビングしてひたすら聴くなど、お金をかけずにどう勉強するかを突き詰めていました。(貧乏学生!)
しかし、最近はとっても便利なサービスがあり、世界中どこにいてもNHKのラジオ講座を勉強することができます。ぼくは実践ビジネス英語をここ3年ほど続けています。
まずテキストですが、紀伊国屋が出しているKinoppyという電子書籍リーダーを使用しています。毎月のテキストは300円ちょっとで定期的にダウンロードします。
そして音声ですが、オーディオブック配信サービスのFeBeを利用して、毎週Podcastにダウンロードしています。
スキマ時間にはビジネス書を「聴く」。オーディオブックのFeBe
ぼくは現在住んでいるエチオピアでは車通勤なので、通勤中に勉強しています。実践ビジネス英語に出てくる様々な表現は実際の仕事やプライベートでも使うことのできるものなので、ラジオ講座での日々の勉強は大変役に立っています。
3.英語に触れる
日本で生活していると難しいですが、やはりどうしても必要なのは英語でコミュニケーションをとることでしょう。必要に応じてお金を払ってでもしたほうがいいかと思います。だって、英語でコミュニケーションすれば嫌でも英語頭を使いますから。
今は便利なオンライン英会話というのがあるようなので、これを活用しない手はないでしょうね。Skypeでネイティブと会話するとか、それだけでかなりの経験値が上がると思います。まずは無料レッスンを試して相性の良さそうなサービスを探してみるといいでしょうね。
ぼやき
ぼくは自分では英語が「できる」とは思っていません。それは自分の思いをうまく伝えることができない場面が未だに多いのと、相手が言っていることがよくわからないことも多々あるからです。でも、よく英語が上手だと言われます。全く自慢ではなくて、ただ事実として。
この間中耳炎になって病院に行った時もアメリカ系のお医者さんに「日本人か?どこで英語を勉強した?英語が上手だな!」などと言われました。
仕事で接してきたインド人、ザンビア人、エチオピア人などにも「日本人らしくない」とか「英語が上手だ」などと言われることもありました。
でも、これ、なんか嫌なんです。多くの日本人は確かに英語は流暢に話せないかもしれないけど、日本人を英語が話せない人々として馬鹿にしているニュアンスがある気がしてどうもこの手の反応は好きになれません。
もちろん、ぼくの話す英語を褒めてくれるのは嬉しいことですが、日本にしばらく住んだ外国人に「日本語上手だね!!」というのとはちょっと意味が違う気がしてしまいます。
英語を上手に話せるノンネイティブはいくらでもいるじゃないですか。ヨーロッパに行けば、母国語の他に英語やフランス語を普通に話して、母国語以外で仕事をしているじゃないですか。
なんで日本人だと「英語が上手」と褒められるのか?それは、英語ができないと勝手に決めつけらえているからではなかろうか。
英語が上手とか下手とかじゃなく、不自由なく思いを伝え受け止める 。そして、素敵な人間関係を築いていくために英語をしっかり身につけたいと思いますね。
そして、これからの世界、英語ができることはやっぱり必要だと思います。
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