Middle East

中東のパリと言われたベイルートで自爆テロ未遂!一歩遅れれば無差別テロに。

おはようございます。タカハシ126(@takahashi126)です。

 

2016年12月、安全と言われていたヨルダンでテロが起きカナダ人の旅行者を含む複数名が犠牲になったことについては以前の記事「安全と言われていた国ヨルダンでテロが起きた、、残念です。」でも記載しましたが、2017年1月21日にはレバノンの首都ベイルートでもテロ未遂が起きました。

 

でも、地元レバノンの英字新聞であるThe Daily Starではあまり大々的と言うほどの報道でもない、、、慣れですか?
 

ベイルート自爆未遂

 

頻繁にベイルートに仕事で訪れる僕としてはなかなか他人事ではないのですが、登録している日本の外務省のたびレジからはこんなお知らせが来ました。

 

ハムラ地区における自爆テロ未遂事件の発生

レバノンに滞在中の邦人の皆様へ
在レバノン大使館

21日午後10時30頃、ベイルート市ハムラ地区においてカフェを狙った自爆攻撃が治安部隊によって阻止される事件が発生しています。
報道によれば、容疑者は自爆用ベストを身に着け、ハムラのコスタ・カフェに入店しようとしたところを治安当局に拘束され、テロは未遂に終わっています。
 
在留邦人や邦人旅行者の方々におかれましては、レバノンの治安情勢に引き続き注意を払い、報道等において最新の情報を入手するとともに、周囲に不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、自らの安全確保に努めてください。


「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願い致します。
URL:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

 

怖いのは狙われた場所

 

今までベイルートで起きたテロ事件というのは大概シーア派やヒズボラを狙ったとされるもの、政府高官を狙ったもの、治安維持機関を狙ったものが多く、いわゆるハードターゲットだったのが特徴だと思います。

 

しかし、今回狙われたのはあちこちによくあるカフェ。しかも、大手チェーン店。いわゆるソフトターゲットで無差別なテロということになります。

 

困りましたねぇ、あちこち無差別に狙うテロのリスクが高まるとは。

 

でも、今回爆発前に取り押さえられたのはやはり諜報機関の内偵があり事前に情報を把握していたという可能性はあるでしょうね。治安当局があちこちにいつだっているわけではないですから。

 

英語記事によると元アルカイダ系のテロリストがレバノン南部のパレスチナ人難民キャンプに隠れている可能性があるとの記述があるけど、今回のテロ未遂とどういう関係があるのかいまいちわからない。

 

何かがおかしい?

 

でも、なんとなく腑に落ちないところがある。

 

今回のテロ未遂の検挙は事前情報があったなら、どうしてカフェにたどり着く前に取り押さえなかったのか?

 

仮に情報を事前に把握していたなら爆弾ベルトを着用して使用する際に取り押さえるのはあまりにもリスクが高いはず。

 

では、直前まで確証がなかったのか?

 

確証がなくともテロの危険があれば検挙すると思うんですが、何か政治パフォーマンスに利用されていたり、南部のパレスチナ難民キャンプいると言われているテロリストの検挙の足がかりという口実にもなりそうだったり、いまいち腑に落ちないところがありますね。

 

こんなふうに考えるようになったのもベイルートにいるからでしょうか。

 

 

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