おはようございます。タカハシイツロー(@takahashi126)です。
この間、ヨルダンの首都アンマンでゴミ拾いのボランティアに家族4人で参加してきました。ヨルダンでのゴミ拾いボランティアはこれで3回目です。
青年海外協力隊として環境教育の活動に携わる方々が中心となって開催されるこのイベントには日本人、ヨルダン人あわせ総勢30名ほどが参加しました。
ゴミ拾いボランティア
ゴミ拾いボランティア活動をするJordan Zbala RangerのFacebookページはこちら
今回はアンマンの観光スポットの一つローマ劇場前の公園です。(参考ブログ記事4travel.jp)
朝10時に集合して最初に環境教育にちなんだクイズをします。今回は動物クイズ!各チームに渡されるキーワード(生息地、主食、特徴など)をみてどの動物のことか当てるゲームです。
趣旨は、絶滅危惧種や地球における人間と動物の住環境などについて関心を高め、その結果として考えたり行動に移したりというキッカケをつくること。
子どもたちと一緒にうけることで、親としても子どもと環境について話すキッカケにもなるし、子どもたちもただ家で話を聞くより関心示しているように感じるのでなかなかいいと感じています。
その後は、クイズの際に作ったチームごとにゴミ拾い!まずはできることから!目の前の環境から!!
7歳の息子、4歳の息子も慣れたもので、ぶかぶかのビニール手袋でたばこの吸い殻、ビニールゴミ、ジュースのプルタブやペットボトルのキャップなどを競うように集めていました。
これまでのゴミ拾い歴
ヨルダンでは3回目となりましたが、僕自身は以前住んでいたザンビアでもゴミ拾いボランティアに参加したことがあります。
多くの途上国にあてはまることかも知れませんが、町にはゴミがあふれています。ビニールゴミやペットボトル、空き缶などを見つけるのに苦労はしません。
中東で特に多いのはタバコの吸い殻。喫煙に寛容な中東では、タクシー運転手は客を乗せながら煙草を吸うし、禁煙の店ってあるの?っていうくらいタバコがあたり前です。
そのため、町のあちこちにたばこの吸い殻が散らかっています。
日本に行ったことがある方によく「日本はゴミ一つ落ちていない綺麗な国!!」だなんて言われることありますけど、どうでしょう。
以前、ポッドキャストFairly.fmエピソード 18「よく落ちてるなぁ、ゴミ。大人がしっかりしないと!」では個人でゴミ拾いを続けるヨシローさんにご出演頂き、ご近所のゴミの状況についてお話し頂きました。
▶︎【参考】ポッドキャストFairly.fmエピソード 18「よく落ちてるなぁ、ゴミ。大人がしっかりしないと!」
その話からも分かる通り、日本でもゴミのポイ捨ては当たり前のようにあるのが事実です。多分、気が付かないか、意識して知ろうとしていないだけなんだと思います。
七夕飾りより、足元のゴミ
2017年の夏、宮城県の知人を訪ねた帰り道、仙台発の新幹線まで時間があったのでたまたま催されていた七夕祭りに行きました。そこで、JTが主催していたゴミ拾いキャンペーンに子どもとともに参加しました。
既にヨルダンで2回ほどゴミ拾いを経験していた子どもたちは、七夕飾りには見向きもせずにひたすら足元をみてゴミを拾いました。(良かったのかどうか、、)
飾りの切れ端、タバコの吸い殻、チラシ、ガムの包み紙などたくさん拾うことができて子どもたちは大満足。
花より団子、というか七夕飾りより足元のゴミ。
それにしても、目につかないとなかなかゴミの存在にもゴミによる問題にも気が付かないものです。
宇宙までもゴミだらけ
目につかないと実感もわかないもんです。フェイクニュースがありふれる今の時代、何が本当で正しいのかもわからないくらいですし。
2017年12月13日の報道でこんなのがありました。
宇宙ごみ除去 新たなビジネス育成へ 日英協力の覚書|NHK Web News
日英、宇宙ごみ対策で覚書=民間参入促す – 初の政策対話|時事ドットコムニュース
いまやゴミの問題は宇宙にまで広がっています。
海洋プラスチックゴミの問題もここ数年ニュースやツイッターではよく見かける問題の一つです。
未来のために我々の生活とゴミについて、今ほど日常的な視点で考える価値がある時代はないのかもしれないと思います。
また、パソコンやスマホなどは今の時代を生きる僕らの生活には欠かせないアイテムですが、その廃棄物である「電子ゴミ」も問題になりつつあるようです。
僕がしたいこと
ゴミは出るものではありますが、再利用したり、適切な処理がされるものを購入するというのは消費者としてできることの一つでしょう。
そこで、僕は僕なりにハチドリの一滴であってもできることをしたいと思います。勿論完璧にはできないし、大して誇れることはやっていません。
でも、これだって #MeToo で広がれば、大きな環境活動になるんじゃないかと思うときがあります。
やっていること1:Bee’s Wrap
ラップって便利ですけど、じゃんじゃん使って使うたびにもったいないなぁ、、って思っていたんです。
そこで2017年夏ごろから使っているのが、Bee’s Wrap。コットンを蜜蝋で加工した何度でも使えるラップです。
僕が購入したサイトによると何度でもいいつつ、100回くらい使うとラップ的な機能が落ちるため再度蜜蝋で加工する必要があるようですが、ビニールラップよりも使ってて気持ちがいい!!この満足感が大切なんだと思っています。笑
▶︎【関連記事】ちょっと環境が気になるエコでエシカルでロハスなあなたにオススメ:Bee’s Wrap(2017年6月27日)
Bee’s Wrap® – Our Story from Sarah on Vimeo.
やっていること2:ごみの分別リサイクル
日本では当たり前でしょうが、ここヨルダンや多くの途上国では当たり前ではないのがゴミの分別とリサイクル。
我が家は紙ごみ、プラスチックゴミを分別して車で5分ほどのところにある収集所に捨てに行きます。車がないときは正直不便で面倒だったのでやっていませんでした!
でも、大したインパクトはないかもしれないけど、やっていて心地がいいのでやっています。
やっていること3:リサイクルに配慮した会社のものを買う
僕はApple製品を好んで使っていますが、そのデザインや機能はもちろんですけど、僕はAppleが環境に配慮していると感じれるのでこれまた心地よくて継続してApple製品を買っています。
その他、Parleyとコラボして海洋プラスチックゴミを糸に使ったadidasのウルトラブースとを買うとかも僕なりの消費行動で示す環境意思表示です。
環境活動はマスターベーションか?と思うときがあります。自分が気持ちいいから、自分が満足するからやっているだけではないかと?
でも、それのどこがいけないんでしょう?
あえてリンクは貼りませんが、「ボランティア」を「風俗」と同列に見る人がいますが、あえて言うならボランティアはマスターベーションだろうか。だって、志願して自分のためにしているんだから。
人に迷惑をかけるなとよく言う日本ですが、ゴミを増やさない、ごみを再利用するということはまさに他人に、地球に迷惑をかけないことですよ。
身の回りの環境を考えて心地よい生活を、そして子どもたちによりよい未来と環境を残せるようにできたら最高のマスターベーションだと思います。
タカハシ126とは:自己紹介
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