ライフハック

マラリア検知の犬から思い出したマラリア体験。

おはようございます。126(@takahashi126)です。

先日「マラリア撲滅は「犬の鼻」にかかっている」という記事を読みました。

なぜ犬がマラリアを検知できるのか?

マラリアに感染した人の呼吸には、特有の化学物質が含まれる。その物質を犬が嗅ぎ分けることができるように訓練をするプロジェクトが、ガンビアで始まる。感染者を早く見つけることは、マラリア撲滅を早めることにつながるという。(WIRED マラリア撲滅は「犬の鼻」にかかっている

とのこと。

犬の嗅覚は凄い!というのは誰でも知っているけど、どれだけ凄いんでしょうかね?

We know that dogs can successfully detect certain types of cancer, and can even be trained to warn peolple with diabetes when thier blood sugar level is higher or lower than a spedific range, which could cause them to enter  a coma (Blog by Dr. Jame Logan, Senior Lecturer in Medical Entomology at London School of Hygiene and Tropical Medicine and Director of ARCTEC)

ですって。この先生によると犬はある種の癌や糖尿病を持っている人の血糖値が高すぎるか低すぎるのがわかるらしいです。

要はそういう状態になるとある種の特殊な匂いが発せられるということでしょう。

マラリアに感染した人の呼吸に含まれる特殊物質というのがなんのかわかりませんけど、その物質を犬で検知して早期にマラリア原虫を撲滅しようというこの試み、面白いですね。

ちなみに、Medical Detection Dogsという団体は犬が癌を嗅ぎ分けられるかを研究しているらしいが、あるラブラドールは乳がんを検知したという。

それが本当かどうかは別として、匂いによる科学を犬の力を借りて実践する時代も来るのかもしれない。進んでいるようで、進んでいないような。

マラリアは辛い

自慢にもなりませんが、以前タンザニアに住んでいた時にマラリアに罹患して本当に辛い思いをしました。辛かった理由は日本で発症したというのもあります。

マラリアの潜伏期間は2週間などと言われますが、ぼくはタンザニアから日本に一時帰国した翌日に発症しました。

年に1回日本に休暇で帰る時はなるべく人間ドックを受けるようにしているのですが、その時も人間ドックを受診し、検査結果報告前に昼食を取りに出た時でした。

なんか体がだるく感じて、急に節々が痛くなり、立っているのも辛くなりました。もういきなりドーーーンときた感じでした。

どうにか家に帰ったもののもう立っていることもできずすぐに子供の頃から通っていた町の医院に行ったのです。なんでもインフルエンザがまだ軽く流行っている時期だったのでインフルエンザの検査をされて、「様子を見ましょう」と言われたけど、ぼくはマラリアだと疑っていました。

だって、本当に尋常じゃないくらいに辛かったので。

結果、日本ではマラリアは一般的ではないため、医院では検査もできず、自分で巣鴨の病院に電話し事情を説明し、入院の予約をしました。

でも、入院する日は発症から3日ほど経っていて状態は最悪。歩くことはもちろん、立つことはできない状態でした。仕方がないから、救急車を呼んだのですが、そこからがまたコントのようなやりとりが、、

マラリアは蚊が媒介する感染症で飛沫感染なんてありえません。なのに、ぼくを救急車に乗せたのち、救急隊の方が妻に言ったのは

「念のためマスクをしてください!!!」

感染しないから!!!!!!!

巣鴨の病院の診察や入院の手続きも前日にとっているというのに、いちいち確認してくれる救急隊。意識が朦朧とする中、早く早くと願うも、救急どころか時間がやけにかかるという印象でしかありませんでした。

隔離病棟に入院

無事、病院に着くとたくさんの先生方が来てベッドの周りを囲みあれこれ話を聞くのですが、もうさっさと血液とってマラリアかどうか検査して投薬してくれ!という気分なのに何もかもが冗長というのが朦朧としたぼくの印象です。

よく覚えてないのですが採血も腕からではなく鼠蹊部からやったんです。理由は覚えてません、、、、でも、後日聞いた妻の話によると、その採血をやってくれた先生が若手でうまく採血できず「あーだ、こーだ言われながやっててかわいそうだけど笑えた」と。

マラリアなのに隔離病棟で面会禁止だったようですが(何で?感染しないから!)、マラリアと知った家族は普通に会いに来てまして、これは怒られたようです、、苦笑

投薬されて2日くらいはなかなか熱は下がらずとにかく辛かった。あんな思い二度としたくないです。

マラリア撲滅へ向けて

自分がマラリアに罹患したからではないですが、マラリアは多くの国で深刻な病気として命を脅かしています。

昨年は2億1,400万人がマラリアに感染し、43万8,000人が亡くなっている。(WIRED マラリア撲滅は「犬の鼻」にかかっている

もし、犬の嗅覚によってマラリア原虫を減らし、マラリアの罹患率を下げることができるのであればこれは素晴らしいことです。

ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のジェームス・ローガン博士(関連ブログはこちら)の試みが成功することを祈っています。

犬のマラリア検知

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